Facebook利用者の2人に1人が「同僚の目気になる」

2014年7月13日 22:37

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

Facebook利用者では、「人の目は気にせず投稿する」が23%、「どちらかと言えば、人の目を気にせず投稿する」が21%、「どちらかと言えば、だれが見ているか考えて投稿する」が33%、「だれが見ているか十分考えて投稿する」が23%となった

Facebook利用者では、「人の目は気にせず投稿する」が23%、「どちらかと言えば、人の目を気にせず投稿する」が21%、「どちらかと言えば、だれが見ているか考えて投稿する」が33%、「だれが見ているか十分考えて投稿する」が23%となった[写真拡大]

 株式会社オプトは、SNSの利用の実態調査を2日までに行った。調査対象は、15から59歳の男女1469人。調査期間は、2014年6月14日から6月16日。

 「twitter」「Facebook」「LINE」の各SNSアカウントを保有していると答えた人は、「LINE」が36%、「Facebook」が35%、「twitter」が31%となっており、SNS間での大きな差異は見られなかった。

 各SNSアカウント保有者に対し利用頻度を尋ねたところ、LINE利用者では、「ほぼ毎日」が66%、「週3~5日」が16%、「週1~2日」が12%、「それ以下」が23%となった。twitter利用者では、「ほぼ毎日」が49%、「週3~5日」が16%、「週1~2日」が12%、「それ以下」が23%。Facebook利用者では、「ほぼ毎日」が44%、「週3~5日」が20%、「週1~2日」が14%、「それ以下」が23%。3つのうち、LINEの使用頻度がもっとも高く、次いでtwitter、Facebookの順番になっている。

 利用の際に「それを見る可能性のある人の目を気にしますか」と問うたところ、twitter利用者では、「人の目は気にせず投稿する」が34%、「どちらかと言えば、人の目を気にせず投稿する」が26%、「どちらかと言えば、だれが見ているか考えて投稿する」が25%、「だれが見ているか十分考えて投稿する」が15%となった。

 Facebook利用者では、「人の目は気にせず投稿する」が23%、「どちらかと言えば、人の目を気にせず投稿する」が21%、「どちらかと言えば、だれが見ているか考えて投稿する」が33%、「だれが見ているか十分考えて投稿する」が23%となった。LINE利用者では、「人の目は気にせず投稿する」が24%、「どちらかと言えば、人の目を気にせず投稿する」が19%、「どちらかと言えば、だれが見ているか考えて投稿する」が33%、「だれが見ているか十分考えて投稿する」が23%となった。

 Twitter使用者は、ほかのSNSと比べて「人目を気にしないで投稿」できると考えている人が多い。twitterにはリツイートという機能もあるものの、双方向性というよりは一方的に発信されることがほとんど。「言いっぱなし」のメディアであり、匿名性も高いため人目を気にしない人が多いと推測される。

 一方、「だれが見ているか考えて投稿する」と答えた人に対し、「だれの目を気にしますか」と質問したところ、twitter利用者では、「家族」が19%、「恋人」が11%、「同僚・仕事上のつながりの人」が28%、「その他の友人・知人」が72%となった。Facebook利用者では、「家族」が25%、「恋人」が11%、「同僚・仕事上のつながりの人」が48%、「その他の友人・知人」が79%となった。LINE利用者では、「家族」が42%、「恋人」が16%、「同僚・仕事上のつながりの人」が36%、「その他の友人・知人」が81%となった。

 いずれのSMSも、気になるは「家族」や「恋人」といったごく身近な人の目ではなく、「同僚」や「知人」といった第三者の目であることが多いようだ。特に、Facebookは、職場の同僚等仕事上の人脈と容易につながりやすい構造にあるため、これらの人々の目を意識せざるを得ないようである。

 「twitter」「Facebook」「LINE」、いずれも当世を代表するSNSであるが、利用者は目的や用途応じてそれぞれ使い分ける必要があるようだ。(編集担当:堺不二子)

■関連記事
スマホでミクロの世界が楽しめる、「Leye」
ソーシャルメディアの利用時間 高校生の6割が“負担感”
若者の通信手段はメールからLINEヘ 総務省が調査結果公表
「恋人あり・運動系サークル」の学生ほどリアルの友だち人数多く
若者に広がる”SNS疲れ”は日本の社会をどう変えてしまうのか

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事