注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、マルエツ、日本通信など

2014年5月19日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、マルエツ、日本通信など

ソフトバンク<9984>:6845円(前日比-50円)
朝方は買い先行。米バロンズ紙でポジティブに取り上げられており、手掛かり材料につながったもよう。中国アリババのIPOに関して、投資家が注目すべきは米ヤフーよりも好調な事業展開が見込める同社であるとしている。また、スプリントとTモバイルが合併すれば、大手2社に対抗できることになり、通信インフラへの投資加速、競争激化に伴う価格の引き下げにつながるとの見方なども紹介されている。ただ、個人投資家の需給悪化などを受けてマイナス圏に転じる展開になっている。

マルエツ<8178>:368円(同+33円)
急伸。イオン<8267>を軸とした食品スーパーの再編報道が伝わっており、買い材料へとつながっているようだ。同社とカスミ<8196>が経営統合、イオンと丸紅<8002>による共同出資の新会社が持ち株会社の株式の過半を持つ計画。イオングループの連携強化によって、新会社は共同調達や物流網の共有など競争力が強まるといった期待が先行へ。カスミも買いが優勢で、イオンも堅調スタートに。

東洋ゴム工業<5105>:902円(同+55円)
大幅続伸。バークレイズでは投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を900円から980円に引き上げている。上期の会社計画は230億円に上方修正されたが、さらに10億円上振れの240億円になると見込んでおり、下期の業績も原材料や販売要因により会社計画から30億円上振れの250億円になると予想。日系タイヤメーカーの平均比較などから、依然として株価水準には割安感が強いとの見方。

大平洋金属<5541>:456円(同+14円)
反発。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も340円から700円に引き上げへ。ニッケル市況の見通し引き上げが背景、これに伴って業績の大幅改善が見込め、バリュエーション面での割安感が台頭としている。とりわけ、ニッケル専業の同社には恩恵が大きく、15年3月期経常利益は従来の16億円から50億円に引き上げ、16年3月期は230億円にまで引き上げているようだ。

ヤマダ電機<9831>:386円(同+8円)
しっかり。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も415円から450円に引き上げている。15年3月期から17年3月期にかけては、シェア拡大より収益性改善を重視する方針が確認できたとして、こうした経営戦略の転換を評価しているようだ。小売セクターの中では、同社は収益改善余地が大きく、また、在庫回転向上や投資抑制によってCF改善が進めば、株主還元につながる可能性があるとも指摘している。

リブセンス<6054>:696円(同-90円)
先週末のストップ安に続いて本日も急落となっている。15日に発表した第1四半期決算が引き続き売り材料視されている。第1四半期営業利益は1.4億円で前年同期比67%の大幅減益となっており、通期予想の19.5億円などは未達懸念が強まる状況に。広告宣伝費や人件費の上昇などが収益悪化の主因だが、業績の先行き懸念が顕在化する格好になっている。依然としてPBR水準などから株価の割安感も台頭しにくいようだ。

日本水産<1332>:261円(同+14円)
賑わう。15日の好決算発表後株価は上昇しているが、本日は大和が投資判断を「3」から「2」に格上げしており、追加の支援材料につながっている。前期は構造改革効果が生じたポジティブな決算であったこと、更なる構造改革効果などから今期も営業増益が予想されること、復配の可能性が一段と高まったことなどを格上げの背景としている。目標株価は300円と設定しているようだ。

マルマエ<6264>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益見通しを1.2億円から2.0億円へ、最終利益見通しを1.1億円から2.0億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。半導体分野において、受注品種の増加傾向が続き受注が好調に推移しているほか、その他分野においては光学関連の受注が増加傾向にあることなどが背景となっている。

カイオム<4583>:1279円(同-231円)
大幅続落。同社やPD<4587>、タカラバイオ<4974>など、バイオ関連の下落が目立つ。マザーズ指数の年初来安値更新が続く中で、個人投資家のマインドは急激に悪化しているとみられ、マザーズ市場の主力のバイオ関連には換金売りが膨らむ状況に。なお、同社については、15日に今期の赤字継続見通しを発表し、先週末はストップ安となっていた。

サイバダイン<7779>:5490円(同-620円)
売り先行となり、先週末に続き連日で上場来安値を更新。先週は15日に本決算を発表し、今期は大幅増収となる一方、赤字継続見通しとなったことがネガティブ材料視され換金売りが膨らんだ。3月末の新規上場後は下値模索の展開が続く中で、上場来安値の更新で見切売りも。なお、マザーズ市場では同社など時価総額上位銘柄が軟調で、マザーズ指数は続落へ。

日本通信<9424>:523円(同+39円)
買い優勢。信用取引に関する臨時措置が解除されたことを受けて、見直し買い優勢の展開となっている。東証と日証金は本日売買分から、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる増担保金徴収措置を解除している。5月中旬以降は上値の重い展開が続いていたが、信用規制の緩和が支援材料となりあらためて短期資金が向かう格好に。《KO》

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