『トライアングル』キム・ジェジュン&イム・シワン、繊細な演技で視聴者を魅了!

2014年5月15日 23:33

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ドラマ『トライアングル』のキム・ジェジュンとイム・シワンが、連日進化する演技力で視聴者の視線を引きつけている。

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 ドラマ『トライアングル』のキム・ジェジュンとイム・シワンが、連日進化する演技力で視聴者の視線を引きつけている。

 二人はもはやアイドル出身の“演技ドル”ではなく、俳優だ。

 12日に放送されたMBC月火ドラマ『トライアングル』(脚本:チェ・ワンギュ、演出:ユ・チョルヨン、チェ・ジョンギュ、制作:テウォンエンターテイメント)の第3話では3兄弟チャン・ドンス(イ・ボムス)、ホ・ヨンダル(キム・ジェジュン)、ユン・ヤンハ(イム・シワン)のトラウマが描かれた。あまりにも違いすぎる環境で育ったが、心に深い傷を負っているという共通点を持った3兄弟。

 中でもキム・ジェジュンとイム・シワンがアイドルとは思えない繊細な演技を披露し視聴者の視線を引きつけている。三流チンピラホ・ヨンダル役を演じているキム・ジェジュンは一攫千金のチャンスを掴んで50億ウォンを奪い、カネに溺れた。ホテルのスイートルームのサービスを満喫し大好きなカジノゲームも思う存分楽しんだ。

 しかしそれによる不安も隠せなかった。ヨンダルは、ト・ギチャンの悪夢にうなされたかと思えばその翌日には刑務所で他殺されたという事実を聞き、ますます動揺した。迫ってくる暗い影を振り払おうとむきになる姿は痛々しくもあった。

 また、金持ちの家に養子に出され兄よりも裕福に育ったユン・ヤンハ役のイム・シワンも不幸であることには変わりなかった。養父のユン会長(キム・ビョンギ)がヤンハを息子としてではなく後継者として育てたからだ。ヤンハは会長に会う前には必ず精神安定剤を飲んで心を落ち着かせた。このような環境で育ったためヤンハは冷淡な人間になってしまったのだ。

 しかしこのような性格も、愛する女性オ・ジョンヒ(ペク・ジニ)によって変化し始めた。ヨンダルは羞恥心などかけらもない男だが、唯一ジョンヒの前では目を合わせることもできずに恥ずかしがった。冷たい男ヤンハもまたジョンヒに魅かれていった。

 複雑な内面を持った人物を演じるのは容易なことではない。しかしキム・ジェジュンとイム・シワンは完璧なキャラクター分析に繊細さを加え、これを表現しようとベストを尽くした。各種ドラマコミュニティー掲示板やSNSでは、彼らの演技に対する好評が相次いでいる。視聴者たちは「アイドルという先入観が完全に壊れた!」「演じにくいキャラクターを見事に表現している」「演技に味がある!」などと二人の演技を絶賛した。

 一方、この日の放送では長男のチャン・ドンスが治療を積極的に勧めるファン・シネ(オ・ヨンス)のもとを訪ね過去を打ち明け始めた。憤怒調節障害の治療の始まりだった。これによって3兄弟が両親を失い孤児院で別れることになった理由が明らかになった。

 また、コ・ボクテ(キム・ビョンオク)とユン会長のコネクションが少しずつ明らかになり、3兄弟との関係も示唆した。3兄弟に隠された真実を探る旅は今始まったばかりだ。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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