鴻池運輸 2014年3月期は増収増益、主力分野の好調に加え注力分野も業績拡大へ

2014年5月13日 13:43

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記事提供元:フィスコ


*13:44JST 鴻池運輸---2014年3月期は増収増益、主力分野の好調に加え注力分野も業績拡大へ
総合物流大手の鴻池運輸<9025>は9日、2014年3月期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比1.6%増の2315.04億円、営業利益が同3.3%増の79.38億円、経常利益が同6.2%増の80.09億円、純利益が同9.8%増の43.69億円となった。

主力の複合ソリューション事業では、食品、飲料等の製造請負業務が好調に推移したほか、注力分野である医療関連でも顧客医療物流センター内の構内物流業務や院内物流業務、医療器械洗浄業務などが堅調に推移した。また、国内物流事業では、消費増税前の駆け込み需要などにより、オフィス用品の配送センター業務が好調に推移したほか、定温物流分野においてコンビニエンスストアや小売店向け冷凍・冷蔵食品取扱業務及びテーマパーク関連商品取扱業務が増加したことに加え、景気回復により子会社の旅行代理店業務が伸長した。国際物流事業では、アメリカ及びベトナム在外子会社における大型設備輸送案件の獲得や、国内景気の回復ならびに消費税増税前の駆込み需要での個人消費改善による輸入業務の好調が収益をけん引した。

同社が強みを持つ鉄鋼・食品関連分野では、引き続き輸送ネットワークの強化と取扱量の増加、輸配送業務の拡大に取り組む。また、医療関連分野やアパレル関連分野の伸長を目指すほか、アジア域内の内陸輸送や中国・長江デルタ地区の事業拡大などでグローバル展開を加速する方針。5月1日付で医薬品輸送のノウハウと実績を持つ九州産交運輸を子会社化したほか、5~6月中をめどにベトナムの大手冷凍冷蔵倉庫会社Anpha-AG Joint Stock Companyも子会社化する予定で、M&Aや業務提携も積極的に活用している。

2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比5.3%増の2437.00億円、営業利益が同20.9%増の96.00億円、経常利益が同17.4%増の94.00億円、純利益が同23.6%増の54.00億円を見込んでいる。年間配当金は前期予定比15.00円増の45.00円を計画している。

同社は、鉄鋼や食品業界向けを中心とした複合ソリューション事業に強みを持つ物流会社。現在は、医療関連サービス、ファッション&アパレルサービス、空港関連サービス、定温物流サービスの4分野に注力している。《FA》

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