相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る=犬丸正寛の相場格言

2014年4月26日 06:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

メイン料理の前の「先付」といえば、ひと口で食れるほどの少量だけど旬の素材で小粋な味が嬉しいものです。

メイン料理の前の「先付」といえば、ひと口で食れるほどの少量だけど旬の素材で小粋な味が嬉しいものです。[写真拡大]

■相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る

  メイン料理の前の「先付」といえば、ひと口で食れるほどの少量だけど旬の素材で小粋な味が嬉しいものです。相場で先付的銘柄といえば、旬のテーマに沿い、ひと口サイズの小柄で足の軽い銘柄ということになるでしょう。そして、メイン料理に匹敵する銘柄は発行株数の多い新日鉄住金や日立製作所、トヨタ自動車などの大型主力銘柄ということになります。

  すばらしいご馳走であっても最後はお茶漬けで締めるのがわれわれ日本人です。お茶漬け的銘柄では、かき込める理屈抜きの人気性のある銘柄ということになりそうです。大切なことは会席ならメイン料理が出たかどうかは分かりますが、相場では分かり難いことです。とくに、相場で天井を掴むケースでは、お茶漬けが出されているにもかかわらず、まだ次にご馳走が出てくるのではないかと思ってしまうことです。

  相場では、「先付的銘柄」―「メイン料理的銘柄」-「お茶漬け的銘柄」のあることを知っておけば相場の位置を知るのに役立つと思います。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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