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NYの視点:米格上げ期待がドルの下支えに
*07:02JST NYの視点:米格上げ期待がドルの下支えに
カナダの小規模な格付け会社であるDBRS は米国の格付け「トリプルA」の見通しを安定へ引き上げた。同社は引き下げ方向で検討していた。米国政府の債務水準が安定、改善し始めたため、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国格付けの引き上げを検討し始めても驚きではない。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2011年8月5日、米国の長期格付けを「AAA」から「AA+」に1段階引き下げたと発表。米長期格付けの引き下げはこれが初めてとなった。S&Pは赤字をめぐる政治的なプロセスを批判。S&Pの格付け引き下げから2年たつが、米財務省が発表した3月の財政収支で、赤字幅は369億ドルと、3月としては2000年以降14年ぶり最小となった。米国経済の回復に伴い税収が増加している。
米国では14年11月の中間選挙後、財政協議が再び過熱する危険が残っているものの、経済が回復することは米国の財政状況を大いに助けることになる。バーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「米国経済に著しい進展が見られ、完全な回復に向かっている」と経済に楽観的な見方を示している。米国の格付け引き上げや見通しの引き上げはドル買い材料となる。
一方、日本に関して市場アナリストは日本銀行が15年の春までに日本のインフレを2%目標に達成することは困難との懸念を強めている中、日本銀行は逆に、インフレの上方リスクを懸念しているという。ウォールストリートジャーナル紙が関係筋の話として報じた。日本銀行は今週発表されるインフレ指標を注視、インフレ見通しを上方修正する可能性があるという。これは、市場が織り込んでいる日本銀行による追加緩和観測を大きく後退させ、円の買戻しにつながる。次回のインフレ見通しは現地時間で4月30日に公表される。現在の見通しは1.3%。《KO》
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