日産、富山市と電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を開始

2014年4月16日 12:40

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日産自動車が富山市と実証運行を行なうトラック「e-NT400テストトラック」。100%電気だけで運航できる。

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 15日、日産自動車は富山市と100%電気だけで運航できるトラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を、同日より開始すると発表した。

 富山市は2011年12月に国から環境未来都市に選定された。これに伴い、同市は「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核として、質の高い魅力的な市民生活づくりや地域特性を活かした産業振興などに取り組んでいる。そして、環境問題や超高齢化などの課題に対応した持続可能な都市の実現を目指しているわけだ。

 今回同市で行われる実証運行は、その取組みの一環として実施されるもの。同市は同社から約2か月間、「e-NT400テストトラック」のモニター車を借り受ける。貸与された同車両は富山市環境センターの資源ごみ回収車として、資源ごみ回収ステーションから処理場への輸送業務を行う。そして、その実用性を検証することになる。

 同社は実験で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などに関する検証を進めて今後の開発に生かす。

 同車両は小型トラック「アトラス」をベースに、「日産リーフ」のコンポーネント(モーター・バッテリー)を最大限活用した電気自動車(EV)システムを搭載している。画期的なゼロエミッションの小型トラックとして、将来の量産化を目指しているという。また、低騒音であることから深夜の時間帯でも運行しやすいという特徴を持つ。

 80kWの電動モーターと高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーにより、振動が少なくスムーズな加速と乗り心地を実現。今回のモニター車はJC08モードでの航続可能距離が約62キロであり、さらに、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。

 同社は日産リーフをはじめとする乗用の電気自動車に加え、商用電気自動車の開発・普及に注力しており、年内には小型商用バンNV200 バネットをベースとした電気自動車e-NV200を、欧州と日本市場に投入する予定だという。

 また、EVの開発を行うだけではなく、EVを普及させ持続可能なモビリティ社会を構築するために包括的な取り組みを行っている。具体的には、リチウムイオンバッテリーの生産・リサイクル・二次利用から、充電インフラの整備・内製急速充電器の開発など多岐にわたっているのだ。

 同社はこのほかにもルノー・日産アライアンスとして、世界各国の政府・自治体・企業などと、100件を超えるゼロエミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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