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【中国から探る日本株】国内セメント価格に先高感、需給改善見通しで大手も値上げ実施
記事提供元:フィスコ
*08:13JST 【中国から探る日本株】国内セメント価格に先高感、需給改善見通しで大手も値上げ実施
中国国務院(内閣に相当)は今月2日、景気の下支えに向け、鉄道建設や旧市街の再開発を加速させる方針を示した。今後も都市化計画の推進などによりセメントの需要が拡大するとみられる一方、各地で過剰生産の是正に向けた動きが加速していることから、中国国内ではセメント価格の先高感が強まっている。
地元メディアの報道(10日付)によると、セメントの全国平均価格は足元で3週連続の上昇を記録。上昇率も加速傾向を示しているという。また、業界大手の安徽コンチセメントは8日、江蘇省における出荷価格について1トン当たり20元(約330円)の値上げを実施。その他地区での販売価格についても、引き上げが見込まれている。
需給バランスが改善される中、セメント価格は4-6月期に一段と上昇するとの見方が多い。バークレイズ・キャピタルでは、セメントの主要生産地である安徽省において、生産能力20-30%の削減が進むと予測している。販売量の増加も見込まれる中、業績改善への期待感から香港上場のセメント関連セクターの株価は3月以降に底打ち反転となっている。
日本のセメントメーカーにとっても、中国での市況回復は海外事業の改善につながり、業績の上振れ要因ともなろう。なお、日本企業では、太平洋セメント<5233>、宇部三菱セメント(三菱マテリアル<5711>と宇部興産<4208>の折半出資)、住友大阪セメント<5232>などが中国に進出している。《NT》
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