個別銘柄戦略:外部環境は好転、格下げ観測のトヨタの動向を注視

2014年4月10日 09:05

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:05JST 個別銘柄戦略:外部環境は好転、格下げ観測のトヨタの動向を注視

米国株式市場の大幅高、為替相場の円高一服など外部環境の好転を背景に、直近で大幅安となってきた反動が強まる可能性は高い。米国のバイオ・ネット関連の上昇を背景に、動きの鈍さが目立つ新興市場銘柄にもリバウンド期待は高まりそうだ。ソフトバンク<9984>などの動向にも注目が向かう。

業種別では、自動車セクターの動きなどが注目か。とりわけ、前日にリコールが伝わり下げ幅を広げたトヨタ<7203>の動きに関心が向かおう。一部では投資判断格下げも観測されているが、ADRでは下げ止まる動きになっている。機械受注はコンセンサス下振れの感もあるが、引け後には工作機械受注の発表もあって、設備投資関連にも期待。一方、複数社の投資判断格下げが観測されている電力株などは上値が重いか。《KO》

関連記事