前場に注目すべき3つのポイント~米国株高も個人投資家の需給不安が懸念材料

2014年4月10日 08:19

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記事提供元:フィスコ


*08:21JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国株高も個人投資家の需給不安が懸念材料

10日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:5営業日ぶり反発も売り仕掛けが出やすい需給か
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し
■前場の注目材料:政府、TPP協議で米産牛肉の関税大幅引き下げへ

■5営業日ぶり反発も売り仕掛けが出やすい需給か

☆日経225想定レンジ:上限14550円-下限14350円

10日の東京市場は堅調な展開が見込まれる。9日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公開され、金融引き締め観測が後退。下げが目立っていたバイオ株へのアナリストの強気コメントなども好感され、ダウ、ナスダックともに大幅に上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の14505円となり、日経平均は5営業日ぶりの反発になりそうだ。

もっとも、自律反発の範囲内と考えられ、買い一巡後はこう着感の強い相場展開が予想される。足元でNISA需要が多かったとみられる武田薬品<4502>やトヨタ自<7203>が急落するなど、個人投資家の需給不安もくすぶるため、積極的にリバウンドを狙う動きは限られそうである。

また、9日のアジア市場は米株相場の堅調や中国の景気支援策への期待から全面高の展開だった。欧米市場も全面高のなか、緩和期待が後退した日本株市場のみが逆行安の展開である。戻り待ちの売り圧力が意識されるほか、先物主導での仕掛け的な売買も出やすいと考えられ、決算等を手掛かりとした個別対応になりそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1900万株、買い1780万株、差し引き120万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

4月3日(木):790万株の買い越し
4月4日(金):500万株の買い越し
4月7日(月):180万株の売り越し
4月8日(火):120万株の売り越し
4月9日(水):30万株の売り越し

■前場の注目材料

・FOMC議事録を好感した米国株高を好感へ、先物動向を注視する展開に
・トヨタ<7203>や武田薬品<4502>の下落で個人投資家の需給不安が台頭
・政府、TPP協議で米産牛肉の関税大幅引き下げへ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 先週分対外対内証券売買
08:50 2月機械受注(前月比予想:-2.6%、1月:+13.4%)
10:30 宮尾日銀審議委員が講演予定

<海外>

10:00 韓国中央銀行が政策金利発表(2.50%で現状維持の予想)
10:30 豪・3月失業率(予想:6.1%、2月:6.0%)《KO》

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