【木村隆のマーケット&銘柄観察】ファルテックは中国ASEAN地区の売上げ拡大を目指す

2014年4月7日 12:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ファルテック<7215>(東2)の引き戻し相場入りが近い。前2014年3月期末に年130円の一括配当を行ったため、その権利を取得した向きの売りが頭抑え要因となっていたが、そうした売りの吸収が着実に進んでいる。今後は、今2015年3月期の好業績期待を背景に、割安買いの動きが広がっていきそう。

 前2014年3月期の第3四半期累計決算は売上げ5507000万円(前年同期比1.4%増)、営業利益17億3400万円(同22.0%減)と、小幅増収、減益決算となった。

 同社は、自動車メーカーの製造ラインで装着されるフロントバンパーグリルなどの自動車部品と、自動車販売会社で販売されているルーフレールなどの自動車用品を手掛けている。当期は、自動車部品事業は、主要取引先である日産自動車<7201>(東1)の北米での新車販売台数の増加を映し好調に推移した。ただ、国内における売上高減による減益及び新車立上げ費用の発生、タイの子会社の本格量産準備費用の発生等が、収益面での足かせとなった。もっとも、これらは一時的な要因と捉えられ、第4四半期の盛り返しを想定し、3月通期では、売上げ725億円(前期比0.7%増)、営業利益36億円(同11.9%増)の、増収益見通しを据え置いている。

 同社はグローバルビジネスの拡大を成長戦略のベースに置いている。2012年度に中国広東省・北米の工場が稼動、2013年度にタイの工場、2014年度に中国湖北省の工場も稼動しグローバルビジネスが伸展している。前々期、中国ASEAN地区の売上高は約40億円だったが、2015年度には3倍強に伸ばす計画だ。PBR0.9倍、PER5.8倍は、今後の訂正高の余地が大きいことを示している。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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