【編集長の視点】トーソーは安値から3連騰、純益下方修正を織り込み下げ過ぎ訂正買いが増勢

2014年4月1日 10:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ト-ソー <5956> (東2)は、7円高の482円と3営業日続伸し、3月27日に配当権利落ちとともに突っ込んだ年初来安値461円から底上げしている。昨年12月の前2104年3月期純利益の下方修正を織り込んだとして、売り上げ、経常利益は期初予想を据え置いたことを見直し下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。今2015年3月期業績の続伸が観測されていることも、サポート材料視されている。

■収益性向上を図る構造改革で希望退職者を募集し3億円の特別損失

  同社の2014年3月期純利益は、収益性改善に向け中長期的な視点に立って進めた構造改革の一環として、25名の希望退職者を募集、退職者に特別加算金を支給し、希望者の再就職支援を実施することから特別損失3億円が発生するとして期初予想の6億5000万円から4億7000万円(前期比14%増)へ引き下げ、続伸幅を縮小する。売り上げ、経常利益は、主力のカーテンレールでデザイン性の高い「フィットアーキ」やブラインド類では木製ブランドなどの新製品を発売、展示会などを活用した積極的は営業活動などで拡販を図り、円安による売上原価の上昇や配送費、システム関連費用の増加などをカバーして期初予想を据え置いた。

  今年1月開示の前期第3四半期(3Q)決算は、減益転換して着地、3月通期業績に対して低利益進捗率にとどまり、通期再下ぶれも懸念されているが、一方、2015年3月期業績は、続伸が観測されている。東洋経済会社四季報春号では、同社製品が、住宅向けには伸び悩むが、マンション、オフィス向けが伸長するとして純利益を7億500万円と観測している。

■配当権利落ちで突っ込むもPERは10倍台、PBRは0.4倍

  株価は、純利益下方修正で458円と売られ、下げ過ぎとして500円台を回復したが、3Q業績の減益転換や取引先への債権取り立て不能の発生、希望退職者が23名に達したことなどから再度、500円台を割れ、年間10円の配当権利落ちで年初来安値まで売られた。PERは10倍台、PBRは0.4倍と割り負けており、一段の底上げに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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