【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は設備投資需要の増加期待に割安感も評価

2014年3月27日 09:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  機械専門商社の第一実業 <8059> の株価は、全般地合い悪化の影響を受けて水準を切り下げたが、足元では下値を確認して反発の動きを強めている。設備投資需要の増加期待や指標面の割安感も評価して出直り展開だろう。

  機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業を展開している。13年5月発表の新経営計画「AIM2015」では、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げ、グローバルビジネスを積極展開する方針だ。

  新規事業としては、植物工場システムの販売に関するプロジェクトを立ち上げて、埼玉県入間市にパイロットプラントを建設している。また13年11月には長野県飯田市で太陽光発電事業を開始すると発表した。14年3月の運転開始予定で、茨城県笠間市の発電所に続く2カ所目のメガソーラーとなる。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは前回予想(5月10日公表)を据え置いて、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。アジア地域における電子部品実装関連設備の需要がやや低調だが、自動車関連や製薬関連の設備投資案件が堅調のようだ。円安メリットも期待される。さらに来期(15年3月期)は、国内の設備投資減税なども追い風となり、受注増加で好業績が期待される。

  株価の動きを見ると、利益確定売りや全般地合い悪化の影響で1月の戻り高値493円から2月6日の422円まで調整した。その後一旦は460円近辺まで戻す場面があったが、再び全般地合い悪化の影響で3月20日に430円まで調整した。ただし2月安値を割り込まずに反発し、3月25日には453円まで反発する場面があった。下値を確認した形だろう。

  3月26日の終値450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS56円66銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを強めている。指標面の割安感も評価して出直りの動きとなりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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