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前場に注目すべき3つのポイント~ドル・円が103円台を回復、テーマ銘柄にも注目へ
*08:17JST 前場に注目すべき3つのポイント~ドル・円が103円台を回復、テーマ銘柄にも注目へ
7日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米雇用統計控えるもトレンド好転を先取り
■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の買い越し
■前場の注目材料:京大、パーキンソン病をiPS細胞で治療
■米雇用統計控えるもトレンド好転を先取り
☆日経225想定レンジ:上限15450円-下限15250円
7日の東京市場は堅調な展開となろう。6日の米国市場は、ウクライナ情勢への警戒感や7日の雇用統計発表を前に手控えムードも強かったが、朝方発表された週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことが好感された。NYダウは1ヵ月半ぶりの高値水準となった。シカゴ日経225先物清算値は大証比175円高の15295円となり、これにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップから始まろう。また、円相場が1ドル103円台に乗せていることも買い安心感につながる。
雇用統計の結果を受けた動向を見極めたいとのムードも強いと考えられるほか、日経平均は3日続伸で500円近く上昇していることもあり、買い一巡後は高値圏でのこう着になりやすいと考えられる。週末要因からの手掛けづらさも意識されそうだ。ただし、テクニカル面では景色が好転しそうである。一目均衡表では雲から下放れる形状をみせていたが、前日の大幅上昇によって再び雲下限を捉えてきている。
雲は来週にもねじれを起こす形状となるため、トレンドが出やすいとされるタイミングに入る。シカゴ先物にサヤ寄せする格好で雲下限を捉えてくるなか、トレンド好転が意識されてくるようだと、1月24日に空けたマド(15485-15690円)辺りが次ぎのターゲットとして現われよう。遅行スパンの上方転換シグナル発生が近づいていることもあり、トレンドが強まる可能性が期待されてくる。
物色の流れとしてはNYダウの上昇や為替を手掛かりに自動車やハイテクなど。先物主導での切り上げによるソフトバンク<9984>などの指数インパクトの大きい銘柄。トレンド好転により、緩和メリット株など足下で調整が続いていた銘柄などへの見直しが強まりそうだ。そのほか、テーマ性としては3Dプリンターやリニア関連などに注目したい。
■外資系証券の注文動向:差し引き130万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1030万株、買い1160万株、差し引き130万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
2月28日(金):650万株の買い越し
3月3日(月):50万株の売り越し
3月4日(火):790万株の売り越し
3月5日(水):40万株の買い越し
3月6日(木):480万株の売り越し
■前場の注目材料
・米新規失業保険申請件数の減少などでドル・円が103円台を回復
・京大、パーキンソン病をiPS細胞で治療
・LINE、「LINE MALL」の販売手数料を無料に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見
08:50 2月日銀対政府取引
11:00 菅官房長官、定例記者会見《KO》
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