ソフトバンクを横目に出遅れているセクターや銘柄への物色/後場の投資戦略

2014年3月6日 12:02

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;14954.48;+56.85TOPIX;1216.51;+3.61

[後場の投資戦略]

 GPIFに絡んだ報道が刺激材料とはなったが、日経平均は15000円に届かず、上値の重さが意識されている。指数をけん引しているのがソフトバンク<9984>であり、同社の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。ただし、三井不<8801>など不動産の一角にはリバウンドが継続しており、足下で調整が続いていた日東電<6988>、ソニー<6758>などもチャート形状が好転してきており、相対的に出遅れているセクターや銘柄などへは見直しの流れが強まりやすいようだ。日経平均は15000円手前でのこう着ではあるが、それ程弱い動きには映らないだろう。
 また、日経平均の15000円突破は厳しいとはいえ、現在の状況では木曜日が上がらないとするアノマリーは8週で止まり、9週ぶりに上昇となる可能性がある。心理的にも押し目買いなどに向かわせやすく、それ故に出遅れているセクターや銘柄が注目される。(村瀬智一)《FA》

関連記事