ドコモが「自転車」保険のサービスに参入

2014年3月5日 15:06

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記事提供元:フィスコ


*15:06JST ドコモが「自転車」保険のサービスに参入
NTTドコモ<9437>は4日、携帯電話から簡単に申し込むことができる「ドコモの保険」の新サービスとして、「ドコモ サイクル保険」の提供を開始した。
自転車やその他の乗りもの(電車、バス、自動車、原付自転車、飛行機など)を利用中の事故や、日常生活における損害賠償事故を補償する保険商品。加害者としての賠償事故に対し最大2億円まで補償する。また、加害事故を起こした場合でも示談交渉サービスを提供する。
無料の会員制サービス「ドコモプレミアクラブ」の加入者向けで、iモードまたはspモードを契約していて、保険期間開始日時点で満18歳以上、満70歳以下の人が対象となる。使用している携帯電話・スマートフォンから専用サイトにアクセスして生年月日と暗証番号を入力するだけで加入でき、月額料金は携帯電話の支払いと合算されるため、新たに支払い方法を設定する必要がない。個人プラン(月額440円)、夫婦プラン(同640円)、家族プラン(同980円)の3つのプランがあり、保険金額は全プラン共通で、賠償責任2億円、死亡・後遺障害500万円、ケガによる入院は日額3000円。
包括的業務提携を締結している東京海上日動火災保険を引受保険会社として提供される。
2013年度の統計によると、自転車が交通事故の当事者のなかで最も過失が重い人となる第1当事者、それに次いで過失が重くなる第2当事者となった交通事故件数「自転車関連事故」は全国で12万1040件となり、交通事故全体に占める割合は19.2%になった。
スマートフォンなどから簡単に契約できる自転車保険としてはau損害保険が先行して提供を開始しているが、近年自転車事故での死亡や高額賠償が増えており、今後自転車保険についても厳しい顧客獲得競争が繰り広げられそうだ。《YU》

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