日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は235円高、ウクライナ情勢の緊張緩和で買い先行

2014年3月5日 09:34

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記事提供元:フィスコ


*09:35JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は235円高、ウクライナ情勢の緊張緩和で買い先行

【日経平均は235円高、ウクライナ情勢の緊張緩和で買い先行】

9時34分現在の日経平均株価は、14956.63円(前日比+235.15円)で推移。日経平均は大幅に続伸して始まった。4日の米国市場はウクライナ情勢の緊張緩和を背景に上昇。NYダウは227ドル高と大幅に反発し、1ヵ月半ぶりの高値をつけている。シカゴ日経225先物清算値は大証比140円高の14980円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップに。セクターでは33業種すべてが上昇しており、前日に強いリバウンドがみられていた不動産が3%超の上昇。ガラス・土石、情報・通信、その他製品、その他金融、電気機器、海運、非鉄金属、機械、保険などが強い。

売買代金上位ではソフトバンク<9984>が買い気配からのスタート。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>、三井不<8801>、住友不<8830>などが堅調。材料系ではリバーエレテク<6666>、東天紅<8181>、不二精機<6400>、TLHD<3777>が強い動き。一方で、ファンドクリG<3266>、ピクセラ<6731>、菊池製作所<3444>などが利食い優勢に。

【ドル・円は102円17銭、東京株式市場の大幅上昇は想定の範囲内との見方】

ドル・円は102円17銭付近で推移。ウクライナ情勢の緊張度が低下していることから、リスク選好的な円売りが観測されているが、現時点でまとまった規模の円売りのフローは確認されていないもよう。東京株式市場は200円超の大幅上昇となっているが、ここまでの値動きは想定の範囲内との見方が多いようだ。

■今後のポイント

・日経平均株価の大幅上昇は想定の範囲内
・ウクライナ情勢の緊張度低下でリスク選好的な円売り継続も

9時34分時点のドル・円は102円17銭、ユーロ・円は140円37銭、ポンド・円は170円30銭、豪ドル・円は91円81銭付近で推移している。《KO》

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