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後場に注目すべき3つのポイント~先物動向を注視、値動きの軽い銘柄での値幅取り
*12:16JST 後場に注目すべき3つのポイント~先物動向を注視、値動きの軽い銘柄での値幅取り
4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・短期的なリバウンド狙いか
・ドル・円は101円59銭付近、東京株式市場のプラス転換で下げ渋る展開
・短期売買主体の取引に、星光PMC<4963>などに物色も資金の逃げ足は速い
■短期的なリバウンド狙いか
日経平均は反発。46.29円高の14698.52円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。ウクライナ情勢の緊迫化が嫌気されるなか、続落して始まった。ただ、日経平均は寄り付き直後に付けた14546.34円を安値に、その後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、次第に先物主導で買い戻しとみられる流れが強まっている。
セクターでは不動産が上昇率トップのほか、電力ガス、ゴム製品、小売、その他金融、パルプ紙、精密機器、倉庫運輸などが強い。一方で、金属製品、海運、証券、鉱業、石油石炭などが小安く推移している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の過半数を占めている。
ウクライナ情勢の行方を見極めたいとのムードから慎重姿勢が強まるなか、先物主導で買い戻しとみられる流れに。特に足下で利食いが強まっていた不動産の上昇が目立っており、値ごろ感からの押し目買いの動きも出ているようである。日経平均が心理的な節目の14500円処での底堅さが意識されていたことや、円相場がやや円安に振れて推移していたことなどが買い戻しに向かわせたようである。
日経平均は25日線の攻防をみせているが、先物主導による切り返しであり、需給は振れやすいとみられる。ウクライナ情勢に関する報道などに左右させられやすいと考えられ、追随する動きは限られそうである。ただ、ソフトバンク<9984>が5営業日ぶりに反発となり、投資家心理としては安心感につながる。中小型株の一角にも動意がみられており、短期的なリバウンド狙いか。
■ドル・円は101円59銭付近、東京株式市場のプラス転換で下げ渋る展開
ドル・円は101円59銭付近で推移。ドル・円は、ダブルノータッチ・オプション(101円・103円)の防戦買い、東京株式市場がプラス圏に転じたことで下げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3719ドルから1.3737ドルで推移。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて軟調に推移。ユーロ・円は、139円28銭から139円55銭で推移。
12時15分時点のドル・円は101円59銭、ユーロ・円は139円48銭、ポンド・円は169円15銭、豪ドル・円は90円87銭付近で推移。上海総合指数は、2058.85(前日比-0.79%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は買い戻し的な動きからプラス転換、ウクライナ情勢緊迫化が引き続き重し
・短期売買主体の取引に、星光PMC<4963>などに物色も資金の逃げ足は速い
・後場も先物動向を注視する展開、値動きの軽い銘柄に追随する戦略が継続
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
16:00 菅官房長官、定例記者会見
<海外>
12:30 豪準備銀行(中央銀行)が政策金利発表(2.50%で現状維持の予想)《KO》
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