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週刊ダイヤモンド今週号より~三菱商事、新・成長戦略の成否
記事提供元:フィスコ
*08:01JST 週刊ダイヤモンド今週号より~三菱商事、新・成長戦略の成否
資源バブルに乗り、一時は純利益5800億円を掲げた商社の“雄”、三菱商事<8058>。しかしながら、資源価格が下落し、増益シナリオも限界を迎えつつあります。そうした中で同社では、新たな経営戦略を打ち出し、巻き返しを狙う構えです。今週号の特集では、三菱商事がどのように生き抜くのか、その戦略を探っています。
時代の変化に応じて自らのあり方を変えていく——。三菱商事はこれまで、危機が訪れるたびにその姿を変貌させてきました。商社冬の時代といわれた2000年代初頭には、いわゆる口銭商売から事業投資へと大きくかじを切り、今や純利益の大半はその投資によるものとなっています。
ただ、2008年ごろから資産バブルが終焉を迎え、資源高を追い風にした増益シナリオが狂い始めました。過去3年間の投資額は2兆円以上ですが、2013年3月期のROAは2.5%と、三井物産<8031>、住友商事<8053>の3.0%と比べて見劣りします。「早急にバランスシートを筋肉質なものに変える必要がある」(内野州馬CFO)との危機感から、昨年発表した新しい経営戦略にも「事業領域の絞り込みを行う」ことを盛り込みました。
会社全体では、現在47ある事業領域を2020年ごろまでに35-40へ絞り込むことを掲げています。食品や化学品関係など、国内市場が縮小し、さらなる合従連衡が起こり得る領域の見直しなどが今後出てくると考えられます。こうした取り組みを通じて“筋肉質な経営”に変わることができるのか——資源バブル後を生き抜くための三菱商事の新たな挑戦が始まっています。《NT》
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