28日の香港市場概況:小幅に3日続伸も不安定な値動き、人民元相場の急落などを警戒

2014年2月28日 17:31

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:31JST 28日の香港市場概況:小幅に3日続伸も不安定な値動き、人民元相場の急落などを警戒

28日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小幅に3日続伸となり、前日比8.78ポイント高(+0.04%)の22836.96で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同66.35ポイント安(-0.67%)の9891.42、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同12.69ポイント高(+0.30%)の4261.39だった。

前場はこの日の上海株が一時下落に転じたことに加え、人民元相場の急落が投資家心理を冷やし、ハンセン指数は急速に値を崩す場面があった。その後も不安定な値動きが続いたが、結局プラス圏で取引を終えた。明日3月1日に中国政府版の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を控えており、景気減速への警戒感がくすぶっている。一方で、来週には全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕することから、一部で政策期待も根強い。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国建設銀行(00939/HK)や中国工商銀行(01398/HK)など、本土系銀行株が下落して相場の足かせとなった。2月の銀行新規融資は7000億元程度となり、前月から大幅に減少する見通しと報じられている。また、足元好調だった中国石油化工(00386/HK)が利益確定売りで1.43%反落した。

一方、長江実業(00001/HK)と傘下の和記黄埔(00013/HK)が買われた。両社は本日の昼休み時間に2013年通期決算を発表。いずれも市場予想を上回る着地となった。このほか、テンセント(00700/HK)が0.97%高。来月発表する決算への期待感が先行。また、大和では、同社の目標株価を710HKドルに引き上げている。

その他の個別銘柄では、本日メインボードに上場した恵生国際(01340/HK)が2.06HKドルで初日の取引を終えた。公開価格比0.49%高と、低調な滑り出しに。公募段階では倍率2000倍超と人気を集めたが、足元の不安定な地合いを受けて、投資家はひとまず様子見姿勢を強めているものとみられる。《KO》

関連記事