JCRバイオファーマ<4552> ヒト成長ホルモン製剤が好調、バイオ後続品のニーズも高まる

2014年2月28日 08:52

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記事提供元:フィスコ


*08:52JST JCRバイオファーマ<4552>---ヒト成長ホルモン製剤が好調、バイオ後続品のニーズも高まる
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』2月27日放送において、JCRバイオファーマ<4552>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
バイオ医薬品メーカー。1月1日より社名変更(日本ケミカルリサーチ)
バイオ医薬品の研究・開発から製造・販売までを一貫して行っている国内でも有数の製薬会社。国内製薬会社としてはかなり早い時期から遺伝子組換え技術を基盤としたバイオ医薬品の研究・開発を積極的に行っている。世界的に注目されている希少疾病(きしょうしっぺい)分野をいち早く開発ターゲットとし、現在は、患者数が極めて少ない難病の一つであるライソゾーム病治療薬の研究・開発を進めている。
次世代の医薬品となる細胞性医薬品や再生医療など細胞治療分野での新薬開発にも取り組んでいる。その一つが、ヒトの骨髄液から培養したヒト間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう)(MSC)を利用した医薬品。臨床第II/III相試験(フェーズ2、フェーズ3)の開発ステージにあり、日本初の細胞性医薬品として注目を集めている。

■2014年3月期第3四半期
2014年3月期第3四半期(4-12月)決算は、売上高が前年同期比15.6%増の116.41億円、営業利益が同90.6%増の13.77億円、経常利益が同101.5%増の14.95億円、。四半期純利益が同216.5%増の11.50億円だった。

主力製品であるヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」は、昨年度における新型電動式注入器「グロウジェクター2」の発売および「子宮内発育遅延性低身長症」の効能追加を契機として販売数量の増加が鮮明となり、第3四半期累計期間においても順調に売上高を伸ばしている。
バイオ後続品である腎性貧血治療薬(じんせいひんけつ 腎臓の機能が低下する事によって引き起こされる貧血)「エポエチンアルファBS」についても、効果ならびに品質面における同等性の認知が浸透したほか、包括医療制度が実施されている透析医療分野における経済性が注目され、バイオ後続品のニーズが高まっている。

■研究開発面では
研究開発面においては、急性移植片対宿主病(いしょくへんたいしゅくしゅびょう GVHD)の治療薬として開発を進めているヒト間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう MSC)を利用した細胞性医薬品について厚生労働省から希少疾病(きしょうしっぺい)用医薬品の指定を受け、今年度中の製造販売承認申請を目指して準備を進めている。

■通期業績
通期業績については、成長ホルモン製剤「グロウジェクト」および腎性貧血 治療薬「エポエチンアルファBS」の販売が好調に推移していること。さらに、抗がん剤原体の販売も前回予想を上回る見込みとなったことなどを背景に、2014年3月期第3四半期の発表と併せて上方修正している。
売上高は前期比12.1%増の158.00億円、営業利益が同36.5%増の15.70億円、経常利益が同45.3%増の16.80億円、純利益が同68.5%増の12.30億円としており、従来計画から売上高で2.6%、営業利益が7.5%、経常利益が15.1%、純利益が23.0%の上方修正となっている。

■市場環境
海外の製薬会社が新薬開発の場を日本に置く動きが相次いでいる。医学研究の司令塔「日本版NIH」の創設などで今後開発環境が整うと判断。海外勢の日本回帰は成長戦略の柱である医療分野の競争力底上げにつながるとみられている。
日本版NIHが設立されれば文部科学省や厚生労働省など複数の省庁に分かれていた予算が一本化され、がんや認知症関連の研究支援を手厚くできる。10年以上かかっていた発売までの期間を数年に短縮できる可能性がある。

■株価動向
足元で緩やかなリバウンドが継続しており、直近の戻り高値を更新している。週間形状では昨年7月以降、続いていた13週線、26週線辺りが上値抵抗として機能していたトレンドから、今年に入り、13週、26週線が支持線として機能している。1月高値および直近の戻り高値を更新しているなか、昨年5月高値の3030円を意識したトレンド形成が強まる展開が期待される。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送《TM》

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