あべのハルカス近鉄本店がグランドオープン

2014年2月25日 13:22

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記事提供元:アパレルウェブ

 旧・近鉄百貨店阿倍野店が一部建て替えを含む全館リニューアルを終え、呼称も「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)と店舗名を新たにして2月22日にグランドオープンした。店舗面積が10万平方メートル、ショップの40%を専門店が占める従来型百貨店とは異なる新しい売り場を構築した。「ソラハ」の名前でヤングレディス、ヤングメンズ売り場を編集するなど、随所に新しい提案や試みが見られる。

■コト、モノ、コミュニティーを提供する時間消費型百貨店

 近鉄百貨店阿倍野店の時代から、フルターゲットの売り場編集が特徴の1つだったが、あべのハルカス近鉄本店でも同様の流れを継承している。旧本店部分を居抜きで改装した棟を「ウイング館」に改め、主に専門店の集積売り場を作った。新たに建て増しした棟が「タワー館」で、こちらが近鉄本店の自主編集売り場が主体になる。ファッション雑貨や婦人服全般、紳士服、子供服、インテリア品、飲食店街といった百貨店の主力を占める商材はタワー館に集約した。「ソラハ」や子供服の個性派ショップ、スポーツ売り場など専門店を多数導入したフロアはウイング館に集積した。

 フロアの各所には十分な休憩スペースを設けた。また「ソラハ」では、お稽古スペースの「シュミアン」や、読者参加型メディア「JOL」(ジョル)の西日本初のリアル店舗など、コトや情報発信の場としても売り場を活用する。物販主体の従来型百貨店から脱却し、コト、モノ、コミュニティーの場を提供する時間消費型商業施設として再スタートを切った。

■実力発揮はこれから

 あべのハルカス近鉄本店は、複合商業施設「あべのハルカス」の核テナントだ。「あべのハルカス」のグランドオープンは3月7日だが、一足先に「近鉄本店」部分がグランドオープンした。イベントスペースなど非物販部分は「あべのハルカス」のグランドオープン時に出揃う。

 あべのハルカス近鉄本店の売り場は昨年6月から順次、開業する五月雨式を採用したため、工事中の区画と混在する状況になり、全貌が明らかになるのはグランドオープンを待たなければならなかった。そのため導線も不十分で、改装工事中は想定した売り上げを下回る推移だった。14年春夏シーズンが、完全な売り場で臨む初めての商戦になる。あべのハルカス近鉄本店はどこまで想定通りの実力を発揮することができるだろうか。


「ソラハ」に全国初出店した「アイランド」。全国初や西日本初のテナントも多数導入


レストスペースも充実している

「ソラハ」に展開する「JOL大阪」。情報発信にも力を入れた

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