父親の高齢化にともない、精子の突然変異率が高くなる

2014年2月25日 12:58

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 父親が高齢になるほど、生まれてくる子供がアペール症候群や自閉症、精神分裂症となるリスクが高くなるとのこと。その理由として、精子を製造する精粗細胞の突然変異が考えられるそうだ(New Scientistslashdot)。

 遺伝子の突然変異は、精粗細胞が分裂して複製される際に起きるのだという。そのため父親の高齢化と共に、突然変異が精粗細胞にゆっくりと蓄積されていきくのだそうだ。また、幹細胞である精祖細胞は本来ならば二つに分裂し、一つが幹細胞として残り、もう一つが分裂を繰り返して精子になっていくのだが、突然変異のなかには異常な分裂を引き起こすものがあるのだという。この異常な分裂を起こす「利己的精祖細胞」が、突然変異した精子を爆発的に増殖させていることが考えられるとのこと。

 父親が40歳以上の場合、20歳の父親に比べて自閉症の子供が生まれる確立はおよそ50%も高くなるとのこと。そもそも総体的なリスクが1%程度と低いため、20代のうちに慌てて父親になることを奨励するものではないというが、将来の出産に備えて卵子を冷凍保存する女性が増えているように、男性も若いうちに精子を冷凍保存するようになるかもしれない。

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