今日の為替市場ポイント:5年間で経済成長率を2%程度押し上げることは・・・

2014年2月25日 08:16

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記事提供元:フィスコ


*08:16JST 今日の為替市場ポイント:5年間で経済成長率を2%程度押し上げることは・・・

昨日24日のドル・円相場は、東京市場では102円68銭から102円17銭まで軟調推移。欧米市場では102円61銭まで反発し、102円49銭で取引を終えた。

本日25日のドル・円は102円台で推移か。日経平均株価の反発が期待されていることから、ドル・円は102円台前半で下げ渋る可能性がある。

22-23日に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、今後5年で2%以上の成長押し上げを図ることで合意した。G20における合意は努力目標であり、(未達成の場合でも)罰則規定はない。しかしながら、日本が5年間で経済成長率を2%程度押し上げることは容易なことではない。

日銀の黒田総裁は、円安による輸出促進を期待しているが、17日に発表された昨年10-12月期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で+1.0%にとどまり、成長率は7-9月期の+1.1%を下回った。3月10日に公表予定の10-12月期GDP改定値では、成長率が下方修正される可能性があるため、円安でも経済成長率は鈍化していたことが確認されることになる。

市場参加者の間では、1ドル=105円程度の円安でも輸出が増えない場合、日銀は追加緩和によってさらなる円安を目指す可能性との憶測が流れているが、米国は「日本が為替に過度に依存すれば長期的な成長はない」と日本の円安誘導策をけん制している。残された手段は財政出動しかない。《KO》

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