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【中国の視点】アベノミクスは日本に何をもたらしたか、拡大続ける貿易赤字に要注意
記事提供元:フィスコ
*08:09JST 【中国の視点】アベノミクスは日本に何をもたらしたか、拡大続ける貿易赤字に要注意
日本の財務省が発表した1月の貿易収支(通関ベース、速報値)は2兆7899億円の赤字となった。比較可能となる1979年以降で過去最大の赤字額を更新したほか、初めて2兆円の大台を突破したという。
また、内閣府が発表した昨年10-12月期の国内総生産(GDP、季節調整済)速報値は前期比で0.3%増、年率換算で1.0%増になった。4半期連続のプラス成長になったものの、成長ペースは四半期ごとに鈍化した。
中国の専門家は、長期の円高を経験した日本の製造業が対応策として大部分の製造拠点を日本から海外に移しており、国内の産業空洞化が目立っていると指摘。こうした状況の中で急速な円安政策による輸出への寄与が限定的だとの見方を示した。一方、日本における原子力発電の停止に伴う原油などの輸入増が避けられないため、貿易赤字の急増が想定範囲内だと強調。また、米量的緩和(QE)の縮小を受け、円の対米ドル為替レートが一段と下落する可能性があるため、貿易赤字の一段拡大も考えられる。
拡大し続ける貿易赤字を食い止める必要があるほか、4月以降の消費税引き上げに伴う消費意欲の低下などを受け、日本政府が政策の誤算を認めて成長戦略作りに注力する必要があると提言された。さらに、専門家は、給与の引き上げを通じて企業の利益率を拡大させるという安倍首相の考えについて、経済学で教えられている一般理論にすぎないと指摘。体力が弱まっている中小企業が賃上げを実施したら、倒産あるいは海外への移転に追い込まれる可能性があるため、一段の産業空洞化が進むという悪循環に陥ると指摘された。《ZN》
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