【アナリスト水田雅展の銘柄分析】京進は下値切り上げの展開、昨年4月高値を目指す

2014年2月20日 09:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  学習塾の京進 <4735> (東2)の株価は下値切り上げの展開が続いている。時折動意付く場面もあり、今期(14年5月期)好業績見通しを評価して昨年4月高値を目指す展開だろう。

  京都・滋賀エリアを地盤に、集合学習塾「京進」(小中部、高校部)と個別指導教室「京進スクール・ワン」を主力として学習塾事業を展開している。さらに新規事業分野として、英会話事業、幼児教育事業、日本語教育事業、保育事業、リーチング教育事業(子会社アルファビートの研修事業)などの教育関連事業にも領域を広げ、個別指導教室「京進スクール・ワン」はFC展開を強化している。13年3月1日時点の拠点数は全国323拠点で、海外は米・独・中国・タイ・ベトナムに進出している。

  長期目標の「2025年構想」では、売上高3000億円、京都・ニューヨーク・デュッセルドルフ・北京の4本社制、社員数1万人、100の子会社、100人の社長、そして生徒数50万人などを掲げている。

  今期(14年5月期)の連結業績見通しについては売上高が前期比2.8%増の101億79百万円、営業利益が同26.3%増の3億24百万円、経常利益が同34.1%増の3億円、純利益が同2.6倍の1億01百万円としている。第2四半期累計(6月~11月)は、直営校舎を統廃合した影響で期中平均生徒数がやや減少したが、料金改定効果や校舎統廃合に伴う費用削減効果で2桁営業増益となり、通期見通しに対する進捗率も売上高が50.8%、営業利益が101.2%、経常利益が107.0%、純利益が164.4%と高水準である。受験生の卒業で生徒数が大きく変動(新学期を迎える春季が最も低下)し、さらに季節講習の実施でも授業料収入が変動するため上期の構成比が高い収益構造だが、通期上振れの可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、1月の戻り高値圏230円台から全般地合い悪化の影響で190円台まで反落した後、2月12日に248円まで急騰して昨年4月高値255円に接近する場面があった。受験シーズン入りを材料視した可能性があるが、人気が続かず足元は200円近辺で推移している。ただし一段と下押す動きは見られない。

  2月19日の終値201円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円04銭で算出)は16~17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円30銭で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS273円16銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると2月の急騰で長い上ヒゲを付けたが、一方では52週移動平均線がサポートラインとなって下値切り上げの展開が続いている。今期好業績を評価して昨年4月高値を目指す展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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