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【中国の視点】不動産頼みの経済システムは危険、連鎖倒産に要注意
記事提供元:フィスコ
*08:01JST 【中国の視点】不動産頼みの経済システムは危険、連鎖倒産に要注意
中国人民銀行(中央銀行)が発表した「2013年金融機構の貸出動向報告」では、同年末時点の元建て貸出残高が71兆9000万元(約1236兆6800億円)と、前年末比で14%増加したの結果が示された。うち、不動産関連の貸出残高は14兆6000億元と前年末比で19%増加。貸出残高全体に占める割合が3割近くに上ったほか、貸出増加ペースも全体平均を5%上回り、不動産に過度に依存する経済システムが浮き彫りになった。
また、国家統計局が発表した住宅価格動向では、北京市など主要都市の年間上昇率が20%以上となり、銀行が住宅価格を押し上げる元凶と言っても過言ではないと批判された。
中国経済は2013年に7.7%の成長を維持した。2014年以降の経済成長ペースが7%を下回った場合、失業率が大幅に上昇するほか、国民所得の伸び率も大幅に鈍化するため、これまで上昇し続けてきた不動産価格が急落する恐れがあると警告されている。
また、「理財商品(利回りの高い金融商品)」で調達した資金の大部分が不動産市場に向かっているため、一部ではすでにデフォルト(債務不履行)の懸念が出ている。国内メディアによると、「影の銀行(シャドーバンキング)」に対する中国当局の取締り強化を受け、一部のデベロッパーはすでにキャッシュフローの悪化に直面しているという。
専門家は、目先の利益にとらわれ、不動産市場に資金を供給し続けてきた銀行側の経営姿勢を批判。不動産市場を引き締めれば短期的な痛みが出るものの、中小企業や実体経済などへの資金供給を早急に確保しなければ、中国発の経済危機が発生してもおかしくないと警告した。《ZN》
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