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米金利動向に注目か
記事提供元:フィスコ
*09:43JST 米金利動向に注目か
JBICの渡辺総裁は「中国が有事に外貨準備の米国債を売却する可能性」に早くから言及している。「継続的に毎月1000億ドル、2000億ドルなど売られると金利が上昇する可能性がある」、「日本も対応を一緒に考えるなど協力余地がある」、「日本が近隣のアジア諸国に対して支援を発動する可能性があるかも知れない」などと持論を展開している(おそらく、黒田・異次元緩和の一側面を念頭に置いている)。
安全資産買いの陰に隠れているが、米FRBが毎週発表する外国中銀の市場性証券類保有高は1月29日時点で6週連続減少している。保有高合計は3兆3250億ドル、1/29週の減少は207.7億ドル。新興国通貨の下落に対し、介入原資にしていると見られている。国・地域別状況の統計は対米証券投資を待たねばならないが、真の危機時には米国債に売り圧力が発生すると見られている。また、2月3日付けのロイターは、「欧州銀の新興国向け融資残高3.4兆ドル、米銀の4倍の規模」と伝え、混乱加速ならリスク増大の恐れがあると伝えた。欧州にも飛び火する潜在リスクがある。
大丈夫とは言い切れないが、現状は危機とはほど遠い。これらが混乱してこなければ、中国を含む新興国波乱は限定的なものと受け止められる。落ち着いてきたが、指標としての米国金利動向を引き続き注視したい。《MK》
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