スズキ子会社の株価が乱高下、工場単独運営を巡り様々な思惑が交錯

2014年1月30日 14:11

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記事提供元:フィスコ


*14:11JST スズキ子会社の株価が乱高下、工場単独運営を巡り様々な思惑が交錯
親会社のスズキ<7269>が単独でグジャラート工場を運営する方針を打ち出して以降、マルチ・スズキの株価はインド株式市場で乱高下を繰り返している。

この方針が明かされた28日には株価が一時9.41%急落する場面があり、市場からは「ブルーチップ離脱か」ともささやかれた。親会社が工場を運営する完全子会社を設立することでマルチ・スズキの生産管理と透明性が失われ、株主の利益が損なわれるとの懸念が株価急落の背景になったもよう。

ただ、同社のバルガバ会長は「日本よりも利子の高いインドでキャッシュをためておけば、金利収入を増大することができる」などのメリットを指摘。今回の決定がすべてに恩恵をもたらす「ウィン-ウィン」の結果につながると強調した。

このほか、スズキが別会社を設立することで、マルチ・スズキがグジャラート州政府と結んでいる契約を見直す必要性が生じる。同社は2012年6月、州政府と支援協定を締結。同社によるグジャラート州内での投資額を超えない限り、向こう15年にわたって付加価値税(VAT)が還付されることなどが決められている。《RS》

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