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日経平均はボトム形成見極め、決算材料やテーマでの短期売買が中心/ランチタイムコメント
*11:59JST 日経平均はボトム形成見極め、決算材料やテーマでの短期売買が中心
日経平均は大幅に反落。511.53円安の14872.38円(出来高概算14億9000万株)で前場の取引を終えた。前日のトルコ中銀の大幅利上げ、この日の南ア中銀の予想外の利上げにも新興国への懸念が解消せず、リスク回避ムードが強まった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、量的緩和縮小を発表。予想通りではあったが、改めて新興国への影響などが警戒される格好となった。
ギャップ・ダウンから始まった日経平均は、寄り付きの15112.70円を高値に、前場半ばには一時14853.83円まで下げ幅を広げている。東証33業種は全て下落しており、不動産、保険、証券、その他金融、ゴム製品、銀行、精密機器、ガラス土石などの弱さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、ほぼ全面安商状となった。物色は決算を手掛かりとした流れのほか、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらによる革新的な万能細胞「STAP細胞」の作製に成功したことを材料にバイオ関連の一角が堅調。もっとも、資金の回転は速く、方向感の掴みづらい状況ではある。
日経平均、TOPIXともに3%超の大幅な下げとなり、結局は前日の上昇部分を帳消しにしただけではなく、直近の安値をも割り込んでしまった。15000円割れでは押し目買いなども意識されやすいだろうが、主要企業の決算発表が本格化するなかでは積極的な資金流入は期待しづらい。指値状況の薄いなかを先物主導による解消売りの影響を受けやすくなろう。また、任天堂<7974>は自社株買いを発表し、朝方には7%を超える上昇をみせたものの、前引けでは3%を超える下げに転じており、短期的な値幅取りが中心になりそうである。バイオ関連なども買い先行後は利食い優勢となり、チャート形状では大陰線である。
目先は日経平均のボトム形成を見極めたいところ。それまでは、決算を手掛かりとした個別対応。また、テーマ性のある銘柄での短期的な値幅取りで対処する流れになりそうだ。(村瀬智一)《FA》
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