アリババのIPO計画:中信21世紀を通じた「裏口上場」の公算小さい

2014年1月27日 12:05

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記事提供元:フィスコ


*12:05JST アリババのIPO計画:中信21世紀を通じた「裏口上場」の公算小さい
中国の電子商取引大手アリババ・グループによる中信21世紀(00241/HK)への出資が明らかになったことで、市場では、アリババが中信21世紀への資産注入を通じた「裏口上場」を行うのでは、との観測が浮上している。しかしながら、専門家などは両社の規模が違いすぎることなどから、その公算は小さいとの見方だ。

著名投資家で、香港証券取引所の非執行取締役でもあるデイビッド・ウェッブ氏は、アリババの受け皿となれる規模を持つ香港上場企業は皆無だと指摘。アリババが裏口上場を行うことは難しいとの認識を示した。

また、アリババの馬雲(ジャック・マー)会長が「パートナー制度」の導入にこだわっていることから考えても、裏口上場の可能性は低いと指摘されている。金融専門家の温天納氏は、裏口上場するにしても、パートナー制度の導入には香港証取の承認が必要だと指摘。香港証取が同制度を認めるのであれば、そもそもアリババが裏口上場を選ぶ必要性がなくなるとしている。

なお、パートナー制度とは、取締役の大半を指名する権利を「パートナー」に付与するというもの。このパートナーには馬会長など内部関係者が多く含まれる。アリババの有力な上場先候補とされている香港証取では、同制度を認めない方針を示している。《NT》

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