日銀の2%物価目標達成に黄信号、債券市場は1.1%の物価上昇見込む

2014年1月22日 08:48

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:48JST 日銀の2%物価目標達成に黄信号、債券市場は1.1%の物価上昇見込む
日銀の黒田総裁が掲げる物価目標達成に黄信号が灯っている。市場参加者のインフレ見通しとなる10年物国債と同年限のインフレ連動債との利回り格差(ブレークイーブンレート)は1.1%と、物価目標2%を大幅に下回る状況となっている。

専門家からは、4月から始まる2回分の消費増税の影響を差し引けば、インフレ見通しは0.85%程度まで低下するとの意見も出ている。

一方、インフレ連動債の市場規模は小さく、流動性も低いためブレークイーブンレートの信頼度を軽視するエコノミストもいることは確か。ただ、投資家の大部分が2%物価目標の達成は困難で、日銀が追加緩和を春から夏にかけて打ち出してくるとの見方が依然として優勢だ。

なお、昨年11月の消費者物価指数(CPI:生鮮食品を除くコア)上昇率は前年比1.2%だった。日銀はコアCPI上昇率について、2013年度は0.7%、14年度は1.3%、15年度は1.9%になると予測している。《RS》

関連記事