今日の為替市場ポイント:米債務問題への市場懸念は消え去らず

2013年12月20日 08:33

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記事提供元:フィスコ


*08:33JST 今日の為替市場ポイント:米債務問題への市場懸念は消え去らず

昨日19日のドル・円相場は、東京市場では104円23銭から103円77銭でやや軟調推移。欧米市場では一時104円35銭まで反発し、104円24銭で取引を終えた。

本日20日のドル・円は主に104円台前半で推移か。米量的緩和策の縮小決定に対する市場反応を見極める展開となりそうだ。日銀の金融政策は今回も現状維持が濃厚で外為市場では材料視されていないようだ。

19日の米国債市場では長期債が売られた。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、米労働市場は大幅に改善する可能性が極めて高いと予想しているが、インフレ進行の兆候は出ていない。長期金利が上昇を続ける可能性は低いとみられているが、米国債を大量に保有している中国の動向を気にしている投資家は少なくないようだ。

米国の債務問題(債務上限の引き上げ)に対する市場の懸念は消え去っていない。市場参加者の間では、債務上限を際限なく引き上げることに対する警戒感は残されているが、米国債を継続的に購入している中国が米国債の購入を停止した場合、米国債市場に大きな影響を与えることになる。市場参加者の多くはそのような事態を想定していないようだが、楽観視できる問題ではないと思われる。《KO》

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