19日の香港市場概況:反落、中国の流動性懸念や本土株の下落が足かせに

2013年12月19日 17:33

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記事提供元:フィスコ


*17:33JST 19日の香港市場概況:反落、中国の流動性懸念や本土株の下落が足かせに

19日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比255.07ポイント安(-1.10%)の22888.75で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同183.63ポイント安(-1.68%)の10777.91、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同20.64ポイント安(-0.45%)の4534.03だった。

朝方は買いが先行。注目を集めていた米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小開始が決定し、米金融政策の先行き不透明感が払しょくされた。ただ、中国人民銀行(中央銀行)がこの日も資金供給オペを見送ったことで、流動性ひっ迫への警戒感が浮上。これを受けて本土市場が下げに転じたことも投資家心理を冷やし、ハンセン指数は急速に上値を削った。その後は前日終値近辺でもみ合ったが、大引けにかけて心理的節目の23000を割り込むと、下げ足を加速させた。

ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安。中でも中国建設銀行(00939/HK)や中国工商銀行(01398/HK)など本土系銀行株が売られ、指数の重しとなった。中国での流動性懸念が売り手掛かりとなったもよう。一方、昆侖能源(00135/HK)は1.02%反発。相次ぐ会社トップの辞任を受けて前日に売り込まれた後とあり、短期的な買い戻しが入った。

ハンセン銘柄以外では、本日メインボードに新規上場した福寿園国際(01448/HK)が高騰。公開価格比44.74%高の4.82HKドルで初日の取引を終えた。同業銘柄が少ないほか、発行規模が小さいことなどから、同社の新規株式公開(IPO)は公募段階で今年最大の応募人数を記録するなど人気を集めていた。

このほか、中国風電(00182/HK)や新疆金風科技(02208/HK)など、風力発電関連が高い。中国政府が環境保護に一段と注力する方針を示したことが支援材料。また、華電福新能源(00816/HK)による中国風電への出資が明らかとなったことで、業界再編への期待感も浮上した。半面、赤字見通しを発表したミラン・ステーション(01150/HK)が4.21%下落。《KO》

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