【木村隆のマーケット&銘柄観察】キャリアリンクは今期後半からの業績回復を評価する

2013年12月10日 12:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  キャリアリンク <6070> (東2)は調整局面が最終段階に入ってきた感触だ。株価が足踏みしているのは、足元の業績停滞が要因と思われる。今2014年2月期の8月中間決算は売上げが63億1400万円と、前年同期比31.6%減。つれて営業利益も2億8400万と、同28.5%減となった。

  これは、顧客に企画提案を行い人材派遣及び請負等を行うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)関連事業で、官公庁向け大型プロジェクト案件の業務規模が前年同期に比べ縮小。コンタクトセンターの活用を中心としたCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)関連事業も、前年同期の大型コールセンター案件が減少したことなどが減益の要因。

  2月期通期では、売上げ160億600万円と前期比10.6%減、営業利益は7億4200万円と同28.0%の減益見通しを据え置いている。後半の営業利益は4億5800万円と、前半の2億8500万円から大きく回復することになり、来期以降の業績好転への期待感につながりそう。

  営業利益は2010年2月期の5100万円から2011年2月期1億600万円、2012年2月期6億円、2013年2月期10億3100万円と急激な成長を遂げてきた。従って、今期の減益は次のステップアップへ向けての一時的なしゃがみこみと思われる。

  今後とも、官公庁及び地方公共団体の財政支出抑制策として市場化テストによる公的業務の外部委託が進展していくほか、民間企業におけるコア事業への経営資源の集中に伴う周辺業務の外部委託も進んでいくものと思われる。具体的には、中間決算時に受注した官公庁案件が堅調に稼働しており、また、民間BPO案件も受注拡大してきている。次第に今期後半から始まる業績好転を前向きに評価する相場に発展していきそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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