【編集長の視点】新規上場のホットリンクは買い気配値を切り上げ公開価格を上回る

2013年12月9日 11:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ホットリンク <3680> (東マ)が、きょう9日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)された。公開価格は2700円、公開株式数は53万9100株となっている。寄り付きから買い気配値を切り上げ9時30分現在、公開価格を405円、15%上回る3105円で売り買い差し引き約47万株と公開株式数にほぼ並ぶ買い物を集めている。公開価格は、PER49倍台と割高だが、ソーシャルメディアのビッグデータを活用して「クチコミ」情報を瞬時に分析する革新的な技術をクラウド型のサービスとして提供する最先端のネット関連業態が、買い評価されている。

■ビッグデータを活用し「クチコミ」情報を分析

  同社のビジネスモデルは、「クラウド型」と「受託型」に分かれ、「クラウド型」では、「クチコミ@係長シリーズ」と「e-minig」の2つのラインアップで、「クチコミ@係長API」を通じてツイッターやブログ、2ちゃんねるなどの「ビッグデータ」を瞬時に分析し、自社製品・サービスのトレンドや消費者ニーズを調査・分析、企業の風評や情報漏洩を効率的に発見するなどのサービスを行う「分析エンジン」を顧客企業に月額利用料を課金する収益モデルで提供している。「受託型」は、プロジェクト単位で課金する収益形態で、ソーシャル・ビッグデータを活用してコンサルティングを提供している。

■選挙分析報道や株価予測システムなどまで事業領域を拡大

  このソーシャル・ビッグデータの活用機会は、同社主力事業の企業のマーケティング分野やソーシャルリスクの監視分野だけでなく、さまざまな分野まで拡大しており、今年7月の参議院選挙でネット選挙が解禁されたことで、政治分野での活用が本格化、ビッグデータ分析を元にした報道が行われ、金融分野でも、金融ビッグデータをリアルタイムに分析し金融市場の将来予測を行う株価予測システムの提供をブルームバーグの世界中の端末用に展開している。

  今12月期業績は、売り上げ9億3200万円、経常利益1億3000万円、純利益6400万円、1株利益55.0円と予想、連結決算は今期が初作成となるため前期比較はない。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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