豊田通商、刈谷市で小型EVコムスを無料貸し出し シェアリングの実証実験

2013年11月28日 14:53

印刷

刈谷駅前観光案内所に設置される貸出し用のコムス。

刈谷駅前観光案内所に設置される貸出し用のコムス。[写真拡大]

 豊田通商は28日、愛知県刈谷市と共に超小型電気自動車(EV)「コムス」の無料で貸出しサービスを12月2日から開始すると発表した。

 刈谷駅前観光案内所で申し込みを受け付け、利用者は、営業時間の9時~17時のうち、1回あたり最大3時間までコムスを借りることができる。利用には、自動車の普通運転免許が必要。

 豊田通商によると、今回のサービスは、コムスシェアリングシステム&サービスの実証実験の一環として実施するもので、ビジネスや観光での利用方法を検討するという。

 2014年3月までの実施を予定しており、その後の継続は、利用状況等により検討していくという。

 同社は、次世代自動車の普及拡大に向けた市場創造・事業開発のため、会員制で自動車を共同利用するシェアリングサービスに着目しており、今回のサービスのほかに都内のマンションなどを対象にしたプライベートでの利用に関して実験を進めている。

 また、海外では、シンガポールで大学構内での利用、ポルトガルでは郵便局などの公共サービスでの利用について、現地の企業・官公庁・大学などと実証実験を進めている。

 同社は今後も、各コミュニティやライフスタイルに合わせたEVの利用方法を探り、新たなビジネスモデルの構築を目指していくとしている。

関連記事