東芝とオリックス、地熱発電の新会社 岐阜県で発電所建設へ

2013年11月19日 11:58

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東芝が公開した地熱発電設備「Geoportable」の概略図

東芝が公開した地熱発電設備「Geoportable」の概略図[写真拡大]

 東芝とオリックスは19日、地熱発電事業会社を共同で同日設立し、新会社を通じて岐阜県奥飛騨温泉郷中尾地区で地熱発電事業を推進すると発表した。

 新会社の名称は「中尾地熱発電株式会社」で、東芝が55%、オリックスが45%を出資する。資本金は1億9,800万円。

 同社によると、中尾地区の源泉は蒸気量が豊富で高温であり、地熱発電に適していると評価されている。

 新会社の中尾地熱発電は今後、中尾地区内で源泉の調査や噴気試験、周辺環境の調査を通して事業性を検証する。事業性が実証された場合、2015年の発電開始を目標に発電出力2,000kW(2MW)規模の地熱発電所の建設を進める計画。

 また、有限会社中尾温泉と協力し、温泉地域と共生した地熱エネルギーの活用を目指して事業を推進するという。

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