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ファンケル、台湾とシンガポールの小売事業から撤退 8.9億円の特損計上
ファンケルは11日、台湾とシンガポールでの現地法人による小売事業から撤退し、台湾法人を解散すると発表した。このため2013年3月期に8億9,100万円の特別損失を計上する。
同社によると、シンガポールでは同社100%子会社ファンケルアジアが2000年から、台湾ではファンケルアジアの100%子会社である台湾ファンケルが2001年から店舗運営などの小売り事業を行なっていた。しかし、両国での小売り事業は損失計上が続いており、急速な業績回復は困難だと判断したという。
2013年3月期の台湾・シンガポール事業は、売上高が11億4,300万円、営業利益が4,600万円の赤字、経常利益が4,300万円の赤字だった。
現地法人運営の店舗などは整理して小売り事業から撤退し、アジア地域(日本・マカオ・中国大陸を除く)の販売代理店イース・ベンチャーズ(EASE VENTURES)への卸販売に特化する。
台湾ファンケルは現地での小売事業のみを営む法人であるため、撤退が完了した後解散する。
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