注目銘柄ダイジェスト(前場):日産自動車、クボタ、楽天、ガンホーなど

2013年11月5日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日産自動車、クボタ、楽天、ガンホーなど

日産自動車<7201>:861円(前営業日比-100円)
急落。先週末に発表した決算がネガティブなインパクトにつながっている。上半期営業利益実績は2219億円で前年同期比2.6%減益、市場コンセンサスは2300-2400億円の水準であった。先週末にかけては警戒感も強まりつつあったが、営業減益決算を受けて、セクター内での相対評価の低下などを警戒する動きが先行。また、通期予想は6100億円から4900億円にまで下方修正、市場予想は従来会社計画よりも上の水準であったため、想定以上の下半期の厳しい見方も嫌気される形に。

クボタ<6326>:1527円(同+91円)
大幅反発。先週末に上半期業績予想を上方修正している。営業利益を従来予想の780億円から1000億円にまで増額へ。為替の円安効果に加えて、国内や中国などで想定以上に販売が拡大していることが背景。営業利益率も想定以上に上昇している。業績上振れ期待はあったものの、上方修正幅は想定以上との見方に。据え置きの通期予想は上半期決算時に上方修正の公算が大きいと見られている。

イビデン<4062>:1760円(同+99円)
大幅反発。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は109億円で前年同期比78%増益となり、従来予想の65億円を大きく上回る着地に。通期予想は180億円から210億円に上方修正。PCB事業の収益性が改善してきていることが確認され、同業の新光電工<6967>のような下半期の業績悪化懸念は払拭される状況にも。

ミネベア<6479>:621円(同+93円)
急伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は先の上方修正値(100億円→130億円)水準での着地となり、通期予想を192億円から270億円にまで上方修正へ。通期予想の市場コンセンサスは240億円程度であったとみられる。液晶バックライトの想定以上の好調、タイバーツ安効果などが業績上振れの背景に。

日本ユニシス<8056>:794円(同-69円)
急落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は24億円で前年同期比43.5%減、従来計画25億円程度での着地となった。4-6月期が14.1億円で同55.9%増益となっていたため、上半期決算の上振れ期待は高かったと見られる。ただ、7-9月期は不採算案件の追加引当などで同7割超の減益と失速、失望感が強まる状況になっているもよう。下期の回復は見込まれているものの、上振れ期待などは後退する方向へ。

大豊建設<1822>:369円(同-8円)
軟調。先週末に上半期の業績上方修正を発表している。最終損益は従来予想の2億円の赤字から一転、2.4億円の黒字に増額修正へ。工事の進捗が想定を上振れていることが上方修正の背景としている。ただ、第1四半期の段階から黒字を計上していたこと、リニア関連需要の拡大など中長期的な需要拡大を織り込んで株価が上昇してきたことなどから、株価インパクトが強まる状況にはなっていない。

古河電工<5801>:230円(同+9円)
大幅反発。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に2段階格上げ、目標株価も200円から300円に引き上げている。神戸製鋼所<5406>のアルミ部門やフジクラ<5803>など、競合会社の利益上方修正が目立ってきており、同社の利益も下振れ懸念から上振れ予想へ改めるとしている。また、35年程度である電線ケーブルの更新サイクルが回復期に入りつつあることにも注目と指摘。

モブキャスト<3664>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。先週末に今期業績見通しの大幅な下方修正を発表したことで失望売りが優勢となっている。売上高見通しは80.0億円から50.0億円。営業損益に関しては17.5億円の黒字から6.8億円の赤字と赤字転落見通しに。第3四半期中にリリース予定のネイティブアプリゲーム「ドラゴン★スピン」や「激闘!ぼくらのプロ野球!」などの投入が予定より大幅に遅れたことが要因とのこと。

楽天<4755>:1311円(同+2円)
しっかり。先週末に開催されたプロ野球の日本シリーズで東北楽天ゴールデンイーグルスが初の日本一となったことが材料視されているもよう。楽天モールでは優勝セールが実施されるなど注目が集まりやすい状況にある。株価は25日線をクリアしており反転姿勢が今後強まる可能性も。

ガンホー<3765>:59200円(同-1200円)
5営業日続落。低調な決算を受けて、「パズドラ」の減速懸念が強まっている。下げ渋りはみられているが、短期資金は好決算銘柄などへシフトする展開となり、押し目狙いの買いよりも換金売り圧力が警戒される展開に。パピレス<3641>が10%超の上昇で高値を更新するなど、値動きの良い銘柄へのシフトが強まる。《KO》

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