米株式:小幅下落、先物は現物寄り付き前に史上最高値更新

2013年10月30日 23:33

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記事提供元:フィスコ


*23:33JST 米株式:小幅下落、先物は現物寄り付き前に史上最高値更新

米株式市場

S&P500先物は二夜連続で史上最高値を更新(朝方)、1773.15まで上げた後はこれも29日と同様に現物寄り付き前に上げ幅を縮小している。

30日午後には連邦公開市場委員会後の結果発表を控えるが、9月18日に毎月850億ドルでの資産購入維持を発表し、更にバーナンキ議長がプレスカンファレンスで利上げの時期を失業率が6.5%を著しく下回った後、とした以降、10月会合が縮小への大きなイベントになるとは見られていない。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏も「12月はあり得るが、3月の可能性が高い」と指摘、また膨らむ連銀のバランスシートに関しては、「9月に発表された連銀によるリサーチを基に連銀のバランスシートが正常化するのは19年半ばから21年半ばの間」とコメント。金利動向次第では依然連銀にとって、問題とならないことを示唆している。

縮小が見込まれていない中で、声明文はサプライズと捉えられることは考えられる。来年投票権を持つダラス連銀のフィッシャー総裁は先週、「住宅市場にバブルの兆候が再度見られる、連銀によるMBS購入に慎重になる」と発言していた。

金融市場のバブルに関しては更に、ブラックロックのフィンクCEOが29日、「連銀による縮小は必然」、「金融市場は再度、非常にバブルのように見える」とコメント。9月には、19日にバフェット氏がCNBCでのインタヴューで、「バーゲンを見つけていない、現在買いに値するものを探すのは困難」、アイカーン氏が「概して、株式市場はオーバーバリューされている。ヘッジが必要。また、商業用不動産市場もオーバーバリューされている」とマーケットに関して、同様の発言をなしていた。これより11日にはドラックンミラー氏が、マーケットはトップを形成中、との見方を示していた。

個別銘柄では、ソーシャルネットワーク関連の決算が相次ぐ。リンクトイン(LNKD)が昨夕慎重な業績見通しを発表、フェイスブック(FB)は30日引後に発表予定。

海外では中国で、6月時のような急伸は依然していないものの当局が流動性を注入していたが、上海銀行間出し手金利(SHIBOR)の上昇は続いている。

S&P 500は0.20安の1771.75前後で推移、ナスダック総合指数0.92ポイント安の3951.42ポイント、ダウ平均株価は7.77ドル高の15688.12ドル前後で推移(日本時間23時25分時点)。《KG》

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