米株式:下落、23日と28日の債券購入大規模

2013年10月23日 23:32

印刷

記事提供元:フィスコ


*23:33JST 米株式:下落、23日と28日の債券購入大規模

米株式市場

SP500は22日に1759.33にまで史上最高値を更新した後に買い控えられ、23日はギャップダウンして現物は寄り付いている。ただ、23日の債券購入は27.5-35億ドル、来週月曜28日は42.5-52.5億ドルと非常に大規模。

4日発表予定だった9月雇用統計が22日朝方に発表、非農業部門雇用者数は市場予想を大きく下回った(失業率は7.3%から7.2%に低下、参加率は63.2%で前回と同様に低い)。ただ、ワシントンやバーナンキ議長からイエレン現副議長への引き継ぎといった政治的なことで縮小開始は以前の年内開始からとの予想から更に遅れるとのコンセンサスは雇用統計発表以前からのもので、今回の雇用統計にこのトレンドへの影響は低い。来週30日には連邦公開市場委員会後の結果発表を控えるが、大きなイベントとは見られていない。9月18日に毎月850億ドルでの資産購入維持を発表し、更にバーナンキ議長が利上げの時期に関して失業率が6.5%を著しく下回った後としたこともあり、縮小は14年以降との見方が現在では一般的で結果的に12月18日の会合とバーナンキ議長によるプレスカンファレンスも大きなイベントとは捉えられない可能性が高まっている。

15日夕方に米ソブリン債をネガティヴウォッチに設定していたフィッチは22日に、「AAA国の債務対GDPは主に80-90%、だが、フランス、ドイツ、英国は90-100%、米国にいたっては110%」とコメントしている。同社は15日に14年第1四半期終了までの引き下げを示唆していた。

個別銘柄では、売上高が市場予想に満たないケースが今四半期も多く見られるなかで、本日は航空・防衛のボーイング(BA)や製薬のエリー・リリー(LLY)ブリストル・マイヤーズ(BMY)などがこのケースに反して、市場予想を上回る決算を発表。建設のキャタピラー(CAT)は何時業績が回復するか分からない、としているが、同社は5四半期で市場予想を下回っている。

S&P 500は11.85安の1742.82前後で推移、ナスダック総合指数35.57ポイント安の3894.00ポイント、ダウ平均株価は78.53ドル安の15389.13ドル前後で推移(日本時間23時25分時点)。《KG》

関連記事