欧米為替見通し:米国9月雇用統計はリスクシナリオに要警戒

2013年10月22日 17:24

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記事提供元:フィスコ


*17:24JST 欧米為替見通し:米国9月雇用統計はリスクシナリオに要警戒

本日22日の欧米市場のドル・円は、米国9月の雇用統計が予想通り改善していた場合は、ショートカバーでやや強含み、予想を下回った場合は、ドル売り圧力が強まることが予想される。

米国9月の雇用統計は、失業率が7.3%(8月7.3%)、非農業部門雇用者数が前月比+18.0万人(8月+16.9万人、最大予想+25.6万人、最小予想:+10.0万人)と予想されている。

ポジティブ・サプライズは、9月の非農業部門雇用者数が20万人超、8月分が+16.9万人から20万人超へ上方修正された場合となる。ネガティブ・サプライズは、9月分は最小予想の+10万人程度、8月分も大幅に下方修正された場合となる。

バーナンキFRB議長は、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和縮小)を見送った理由として、財政協議への警戒感を示唆している。

米国予算委員会による財政改革協議は、12月13日の期限までの合意が期待されているものの、来年以降にかけて連邦政府債務上限引き上げ協議の難航が懸念されている。

米国9月の雇用統計が改善していても、政府機関の一部閉鎖(10月1-16日)以前の雇用情勢であり、11月8日に発表予定の10月の雇用統計は悪化が懸念されていることで、10月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、テーパリング(量的緩和縮小)の先送りが予想されている。

バーナンキFRB議長は、2014年1月末の退任までの期間、財政協議が難航する限りテーパリング(量的緩和縮小)に踏み切ることはない、と予想されることで、当面は、ドルの上値は重い展開が予想される。

【今日の欧米市場の予定】

21:30 米・9月非農業部門雇用者数(予想:+18万人、8月:+16.9万人)
21:30 米・9月失業率(予想:7.3%、8月7.3%)
21:30 加・8月小売売上高(前月比予想:+0.4%、7月:+0.6%)
23:00 米・10月リッチモンド連銀製造業指数(予想:0、9月:0)《KO》

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