【株式評論家の視点】セプテーニ・ホールディングスは株式分割で評価見直しが進展

2013年10月22日 10:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  セプテーニ・ホールディングス <4293> (JQS)が新値圏に飛び出し、非常に強い動きを見せている。ヤフー <4689> が出店などの無料化モデルを打ち出したことを受け、市場が活性化する通販サイトに表示する広告の価値が高まるとの見方が背景。

  実際、主力のネットマーケティング事業では広告の取扱高が増加。需要シフトを捉えたスマホ向け広告の売上げが大幅に伸びSNS(交流サイト)「フェイスブック」内に開設できる企業ページの制作・運用支援サービスも順調に売り上げを伸ばしている

  前2013年9月期の第3四半期累計決算は、売上げ340億1000万円と前年同比10.1%増を確保したものの、営業利益は10億9400万円と同7.0%の小幅減少となった。利益の減については好採算のソーシャルゲームを手掛けるメディアコンテンツ事業で、新作のリリースが端境期となったほか、ゲーム以外の新規事業開発費用が先行したことが要因。

  通期については売上げ458億1000万円と前々期比10.8%増、営業利益15億7400万円と、同3.0%増を見込んでいる。四半期ベースでは、第4四半期の営業利益は4憶8000万円と、第3四半期の3億2400万円から大きく向上する。ネットマーケティング事業が引き続き好調に推移しているほか、メディアコンテンツ事業も、新ゲームの寄与により第4四半期は、第3四半期比に比べ好転が顕著になる。そうした状況はそのまま来期の好業績につながる方向を示している。

  今後は、前期に設立したシンガポールやサンフランシスコの現地法人を拠点に、海外で展開を強化。国内広告主による海外サイトへ出稿や、外国広告主による国内サイトへの出稿需要などを取り込む考えで、展開力も大きく広がる。株式の流動性の向上を図るため、9月末割当で1株を200株に株式分割し、100株の単元株制度を採用する。分割により、実質的な投資単位は2分の1になる。流動性向上は、同社の本格評価の流れにつながるものと思われる。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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