【アナリスト水田雅展の銘柄分析】P&Pホールディングスに動意、モミ合い放れに、PER9倍台

2013年10月18日 14:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  販売支援などのP&Pホールディングス <6068> (JQS)の株価は調整一巡感を強めている。指標面の割安感に見直し余地があり、出直りのタイミングが接近しているようだ。

  傘下にピーアンドピーなどを置く持株会社で、販売支援などのSPO(セールス・プロセス・アウトソーシング・サービス)事業、倉庫・物流業務請負などのBYS(バックヤードサポート・サービス)事業、人材派遣・紹介などのHR(ヒューマンリソース・サービス)事業、その他事業を展開している。ネット通販市場拡大が追い風となって中期成長が期待される。

  M&Aも活用して事業領域拡大に取り組んでおり、13年4月に流通向け建築・内装施工の子会社P&Pデザイン(旧ジャパンプロスタッフを商号変更)を立ち上げ、6月に小売・流通向けセールス・プロモーションや伊藤ハム<2284>生産工場向け人材提供の藤栄テクノサービスを子会社化した。また9月20日には、経理アウトソーシングや人材派遣事業を展開するリラインの株式100%を取得して子会社化すると発表した。

  今期(14年3月期)の連結業績見通しについてはレンジ予想で、売上高が250億円~270億円(前期比8.8%増~17.5%増)、営業利益が6億円~7億円(同18.0%増~37.7%増)としている。第1四半期(4月~6月)は一部顧客の直接雇用化の影響などで営業減益だったが、BYS事業はコンビニ向け棚卸需要拡大などで好調だった。足元の月次動向を見ても好調を維持しており、通期ベースでは好業績が期待される。なお11月7日に第2四半期累計(4月~9月)の業績発表を予定している。

  10月10日に発表した連結ベースの月次売上動向(前年比、参考値)を見ると、13年9月単月が11.3%増、13年4~9月累計が9.2%増と好調を維持している。積極的な事業領域拡大戦略に加えて、有効求人倍率が改善傾向を強めていることや、ネット通販市場が拡大基調であることも追い風となって好業績が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、8月29日と8月30日の270円をボトムとして反発し、9月20日には299円まで戻す場面があった。足元も概ね290円近辺に水準を切り上げて堅調に推移している。調整が一巡したようだ。

  10月17日の終値294円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPSは未公表のため営業利益予想のレンジ中間値を基に推定した連結EPS31円50銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は3.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS308円39銭で算出)は1.0倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を維持している。また週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破する動きを強めている。調整が一巡して出直りのタイミングが接近しているようだ。高配当利回りなど指標面の割安感に見直し余地があり、300円台を回復すれば出直りに弾みがつくだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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