関連記事
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピックルスコーポレーションは短期調整で早くも出直りの展開、好業績評価
漬物最大手のピックルスコーポレーション <2925> (JQS)の株価は7月の高値を突破して年初来高値を更新し、その後も堅調に推移している。今期(14年2月期)好業績に加えて中期成長期待も強い。上値追いの展開だろう。
キムチ製品、あさづけ、惣菜など漬物製品の最大手メーカーである。主力の「ご飯がススムキムチ」シリーズのブランド力が向上し、独自研究の植物性乳酸菌ピーネ12を使用した「生きて腸まで届くピーネ乳酸菌キムチ」など、新製品投入も積極化している。広島工場の稼働(13年6月)に伴って中国・四国地方での拡販を進めるとともに、契約栽培拡大による原料野菜の安定調達を推進する方針だ。ブランド力向上に伴って中期成長期待が高まる。
9月30日に今期第2四半期累計(3月~8月)と通期の業績見通しの上方修正を発表した。キムチ製品や惣菜製品の販売が量販店を中心に好調に推移して、広島工場稼動に伴う費用増を増収効果で吸収したようだ。10月3日に発表した第2四半期累計の連結業績は前年同期比6.2%増収、同31.2%営業増益、同37.0%経常増益、同44.8%最終増益で、売上高、利益ともに過去最高を更新した。
通期見通しは売上高が3億38百万円増額して前期比6.0%増の255億18百万円、営業利益が98百万円増額して同22.0%増の11億16百万円、経常利益が1億08百万円増額して同21.9%増の11億87百万円、純利益が1億03百万円増額して同27.3%増の7億26百万円とした。原料の野菜価格の安定も寄与して、売上高、利益ともに過去最高を更新する見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が52.8%、営業利益が69.0%、経常利益が72.7%、純利益が74.7%と高水準である。白菜など原料野菜価格の動向に不透明感があるため下期を保守的な予想としているようだが、ブランド力向上に伴って販売は好調であり、再増額の可能性が高いだろう。
株価の動きを見ると、9月30日の増額修正発表を好感する形で10月1日に895円まで急騰し、7月の839円を突破して一気に年初来高値を更新した。その後は全般地合い悪化も影響して上げ一服の形だが、概ね800円台で堅調に推移している。
10月16日の終値834円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS113円67銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1058円84銭で算出)は0.8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャート見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。今期再増額の可能性、中期的な成長期待、そして指標面の低PER、低PBRが支援材料であり、上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【狙い場・買い場】ユーシンはNISA関連の新たな買い材料を評価して超割安修正余地(2013/10/11)
・【話題】14日開催の『ITS世界会議』で注目される車の安全技術(2013/10/10)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
