16日の中国本土市場概況:続落、IPO再開観測などで上海市場は2200の大台割れ

2013年10月16日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 16日の中国本土市場概況:続落、IPO再開観測などで上海市場は2200の大台割れ

16日の中国本土市場は続落。上海総合指数は前日比40.34ポイント安(-1.81%)の2193.07、深セン成分指数は同157.48ポイント安(-1.81%)の8542.87で取引を終えた。売りが先行した後は下げ幅を拡大させ、大引けまで安値圏でもみ合った。上海総合指数はこの日、2200の大台を割り込んで引けた。

一時停止されている新規株式公開(IPO)が年内再開されるとの観測が再び高まっていることが需給悪化懸念を高めた。また、創業板(新興企業向けのベンチャーボード)の上場企業の業績伸び鈍化も懸念材料。さらに、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が中国銀行業のリスクを警告したことも同セクターの売り手がかりとなった。

一方、政府が鉄鋼やセメントなど過剰生産能力を抱えている産業について、業界再編などの解消策を発表したが、相場をサポートするには力不足だった。また、中国当局が英国の機関投資家に対し、計800億元(約1兆2800億円)の証券投資枠を付与したとも報じられた。

なお、S&Pは最新リポートで、中国における過剰生産能力問題が改善されていないと指摘し、これが製造業の償還能力を低下させるため、銀行業に波及する可能性があるとの見方を示した。銀行業の不良債権比率は年末まで3%に接近すると予測。これは中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が発表した6月末時点の不良債権比率0.96%を大幅に上回る。《KO》

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