日本株見通し:NTダウは今年一番の上げ幅、SQ値とファーストリテ動向も注視

2013年10月11日 08:21

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記事提供元:フィスコ


*08:21JST 日本株見通し:NTダウは今年一番の上げ幅、SQ値とファーストリテ動向も注視

11日の東京市場は、やや波乱含みの相場展開になりそうだ。10日の米国株式相場は共和党が6週間程度の短期間に限って債務上限を引き上げる提案を行ったことで急騰。NYダウは300ドル超の上昇となり、今年一番の上げ幅を記録した。シカゴ日経225先物清算値は大証比180円高の14380円となっており、日経平均はこれにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップから始まろう。

一方、米オバマ大統領は共和党の短期間の債務上限引き上げ案を拒否したと報じられている。これを受けて円相場は1ドル97円台に突入する局面をみせるなど、ドル安・円高傾向をみせている。関連報道に振らされる局面は意識しておく必要がある。

また、ファーストリテイリング<9983>は10日、2014年8月期の連結純利益が過去最高となる920億円となる見通しを発表。ただし、市場コンセンサスを下回っていることで、ADR(米国預託証券)では3%超の下落に。さらにオプションSQとなることもあり、寄り付き後は不安定な相場展開になりそうだ。

ギャップ・アップとなる可能性から、上方向での幻のSQとなると、これが上値抵抗として意識されることも考えられる。心理的な抵抗が意識されるなか、週末要因から積極的な売買が手控えられることも。そのため、SQ値とファーストリテイリングの動向を睨みつつ、材料系の銘柄での短期的な値幅取りが中心になりそうだ。

そのほか、決算発表が本格化するなか、好決算や上方修正を発表した企業への物色が目立ち始めている。11日の米国ではJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴの決算が予定されている。徐々にではあろうが、テーマ物色などから業績相場へ移行することになりそうだ。

なお、米オバマ大統領の報道を受けて慎重スタートとなった場合、SQ値が下方向で決まる可能性も考えられる。これが支持線となった場合は、「東京市場への影響は限定的」との見方が大勢となり、意外高も想定しておく必要がありそうだ。《TN》

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