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後場に注目すべき3つのポイント~直近下落銘柄に買い戻しの動き
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~直近下落銘柄に買い戻しの動き
10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・テーマ物色などから業績相場へ移行する動きに
・ドル・円は97円73銭付近、リスク選好的なドル買い観測
・ドワンゴ<3715>など直近下落の目立った銘柄に買い戻しの動き
■テーマ物色などから業績相場へ移行する動きに
日経平均は続伸。113.14円高の14150.98円(出来高概算11億4000万株)で前場の取引を終えた。米国では債務上限問題の交渉について、10日にオバマ大統領が共和党指導部をホワイトハウスに呼び、会合を持つことが報じられている。財政協議の進展への期待感から、買い戻しの流れが継続しているようである。
セクターでは相対的に弱い値動きが続いていた医薬品が上昇率トップ。格上げの動きや国内最大級バイオ展「バイオジャパン2013」の開幕を材料視する流れもあったとみられる。そのほか、海運、その他製品、ゴム製品、食料品、電力ガス、小売、輸送用機器、情報通信などが堅調。半面、その他金融、ガラス土石、非鉄金属、鉄鋼などが小安く推移している。
個別では前日に5%を超える下落をみせたソフトバンク<9984>が反発。アステラス<4503>、武田<4502>、京セラ<6971>、ファナック<6954>などが日経平均をけん引。一方、日東電<6988>、KDDI<9433>、ファーストリテイリング<9983>、ソニー<6758>などが冴えない。中小型株では、ヤフー<4689>のネット戦略展開を背景に、ネット関連への継続的な物色がみられている。
医薬品が上昇率トップと、基本的には買い戻しの流れが中心とみられる。東証1部の売買代金は8661億円にとどまっており、2兆円を上回るのは厳しい状況であろう。また、引け後にファーストリテイリング<9983>の決算発表が予定されているほか、明日はオプションSQ(清算日)となるため、大きなトレンドは出難いと考えられる。結果的には今晩のオバマ大統領と共和党指導部との会合を控えてのポジション調整の流れであろう。
ただ、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが堅調に推移していることもあり、下値不安はなさそうである。円相場も円安傾向をみせているため、底堅さが意識されよう。そのほか、決算発表が本格化するなか、東京個別<4745>、大幸薬品<4574>、ITメディア<2148>など、好決算や上方修正を発表した企業への物色が目立つ。徐々にではあろうが、テーマ物色などから業績相場へ移行することになりそうだ。
■ドル・円は97円73銭付近、リスク選好的なドル買い観測
ドル・円は97円73銭付近で推移。日経平均株価が強い動きを見せていること、米国の債務上限引き上げに関する協議進展への期待があることから、リスク選好的なドル買いが観測されている。債務上限の引き上げが17日までに実行された場合、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で量的緩和策の縮小が決定されるとの見方が浮上している。米国の財政問題が全面的に解決されるわけではないが、債務上限の引き上げが実現すれば、ドル高・株高につながる可能性が高いとみられている。
■今後のポイント
・米債務上限引き上げに関する協議進展への期待
・日経平均株価の上げ幅拡大でリスク選好的なドル買い優勢か
12時19分時点のドル・円は97円73銭、ユーロ・円は131円90銭、ポンド・円は155円61銭、豪ドル・円は91円91銭付近で推移。上海総合指数は、2206.66(前日比-0.23%)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・米国債務上限に関する協議進展期待で日経平均は100円超の上昇
・ドワンゴ<3715>など直近下落の目立った銘柄に買い戻しの動き
・ソフトバンク<9984>、先物動向を注視、後場も直近下落銘柄への買い戻しに期待
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
14:00 消費動向調査(9月、内閣府)
<海外>
15:45 仏・鉱工業生産指数(8月)《KO》
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