【編集長の視点】太平洋セメは高値肉薄、業績上方修正の建設資材2社は揃って低位値ごろ株人気

2013年10月9日 09:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  太平洋セメント <5233> は、16円高の429円と続急伸し、9月10日につけた年初来高値434円に肉薄している。前日8日大引け後に11月12日予定の今期第2四半期(2Q)累計決算の開示に先立って、その2Q累計業績の上方修正を発表、連続増益率を大きく伸ばし、純利益が、2Q累計業績として過去最高を更新することが低位値ごろの内需株買いを拡大させている。

  前日は同社のほか、後場取引時間中に同じ建設資材のトーヨーアサノ <5271> (東2)も、今2月期業績の上方修正を発表、株価は、年初来高値236円まで買い進まれて3営業日ぶりに急反発したが、きょう9日も前日終値に対して1円高の205円と続伸して始まり年初来高値を窺ったが、高値後は、利益確定売りも交錯してもみ合いに変わっている。このほか、太平洋セメの続急伸は、セメント株、コンクリート2次製品株への業績連想を誘い買い増勢となっている。

  太平洋セメの2Q累計業績は、期初予想より売り上げを80億円、経常利益を140億円、純利益を75億円それぞれ引き上げ、純利益は、90億円(前年同期は5億3900万円の黒字)と大幅続伸する。国内のセメントや資源品などの販売数量が増加し、修繕費、経費、営業外費用のうち一部が下期に繰り延べられ、費用が減少したことが要因となった。

  3月通期業績は現在、精査中で、2Q累計決算発表時に公表するとしている。期初予想では大幅続伸を予想、純利益は130億円(前期比14%増)としているが、今回上方修正した2Q累計純利益が、通期予想値に対して高進捗しているだけに、上ぶれ修正も期待される。

  株価は、2020年夏季オリンピックの東京開催が決定したことでマドを開けて年初来高値まで急伸し、400円台固めを続けてきた。投資採算的に割安感は小さいが、低位値ごろ妙味を手掛かりに全員参加型相場で高値抜けから2007年8月以来の500円台回復も期待できそうだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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